Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


4.1 システム設計の項目

設計する項目と関連する定義とコマンドの一覧を次の表に示します。

表4‒1 設計する項目と関連する定義とコマンドの一覧

設計する項目

説明

関連する定義とコマンド

連動パターンの設計

どのようなパターンでデータ連動するかを設計します。

抽出側システムの定義

・抽出定義

反映側システムの定義

・反映定義

抽出側DBと反映側DBとの対応の設計

データ連動の対象になる抽出側DBと反映側DBのマッピングキー,データ型,文字コードなどの対応を設計します。

反映対象表のデータがない場合は,HiRDBのデータベース作成ユティリティ,HiRDB Dataextractorなどで作成する必要があります。

抽出側システムと反映側システムとの対応の設計

抽出側システムと反映側システムとの対応数,対応するときに必要になるデータ連動識別子などを設計します。

抽出側システムの定義

・抽出システム定義

・抽出環境定義

・送信環境定義

・抽出定義

反映側システムの定義

・反映システム定義

・反映環境定義

データ連動システムの形態の設計

データ連動システムを単一方向更新システムか双方向更新システムのどちらにするか,及び階層型システムへの応用形態にするかどうかを設計します。

抽出側システムの定義

・抽出システム定義

・抽出環境定義

・送信環境定義

・抽出定義

反映側システムの定義

・反映システム定義

・反映環境定義

抽出側Datareplicatorの設計

抽出側Datareplicatorで使うファイルの対応や,抽出/送信方法,起動/終了方法などを設計します。

抽出側システムの定義

・抽出システム定義

・抽出環境定義

・送信環境定義

・コマンド

 ・hdestart

 ・hdestop

 ・hdeevent

反映側Datareplicatorの設計

反映側Datareplicatorで使うファイルの対応や,反映方法,起動・終了方法などを設計します。

反映側システムの定義

・反映システム定義

・反映環境定義

・コマンド

 ・hdsstart

 ・hdsstop

 ・hdsrfctl

注※

抽出側/反映側システムがメインフレーム(XDM/SD E2,XDM/RD E2,ADM,PDMII E2,TMS-4V/SP)の場合は,XDM/DSに定義します。XDM/DSの定義とコマンドについては,マニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 解説・定義」,及びマニュアル「VOS3 XDMデータ連動機能 XDM/DS 運用」を参照してください。

抽出側システムがSAMファイルを使うメインフレーム側DB(PDMII E2,RDB1 E2)の場合は,該当する製品のマニュアルを参照してください。