2.7.3 反映側Datareplicatorのディレクトリ構成
反映側Datareplicatorのディレクトリ構成を図2-6に,ファイルの内容を表2-18に示します。
- 注※
-
Datareplicatorの定義を格納する,任意のディレクトリを示す環境変数です。
表2‒18 反映側Datareplicatorのディレクトリとファイルの内容 作成タイミング
ディレクトリとファイル名※1※2
内容
ユーザが作成
%HDSPATH%\hdsenv
反映システム定義ファイル
任意の名称
反映環境定義ファイル
任意の名称
反映定義ファイル
抽出システム定義ファイルのfile_dupenvオペランドに指定したファイル名
二重化定義ファイル
反映側
Datareplicator
の初期起動時
任意の名称
反映情報キューファイル
任意の名称
反映ステータスファイル
%HDSPATH%hdsinitstate
反映マスタステータスファイル
%HDSPATH%\errfile1
%HDSPATH%\errfile2
反映エラー情報ファイル
%HDSPATH%reftrc.trc1
%HDSPATH%reftrc.trc2
反映トレースファイル
任意の名称
未反映情報ファイル
任意の名称※3
コマンドログファイル
ユーザが作成
任意の名称
更新情報定義ファイル※4
ユーザが転送
任意の名称
SAMファイル※5
更新情報入力コマンドの実行時
更新情報入力コマンドの実行ディレクトリ\unextfile_データ連動識別子
抽出対象外データ格納ファイル※6
- 注※1
-
各ディレクトリは,任意のローカルドライブの下に作成します。
- 注※2
-
環境変数 HDSPATHは,Datareplicatorの定義を作成する任意のディレクトリを示します。
- 注※3
-
コマンドログファイル名は,環境変数 hds_command_log_fileに絶対パス名又は相対パス名で指定します。相対パス名で指定すると,「%HDSPATH%\相対パス名」が絶対パス名として仮定されます。環境変数 hds_command_log_fileの指定を省略すると,コマンドログファイル名として%HDSPATH%\hdscmdlogが仮定されます。
実際のコマンドログファイル名は,指定した名称の最後に「1」又は「2」が付けられます。実際のコマンドログファイル名の長さが「OSのパスの最大長−1」を超えないように指定してください。
- 注※4
-
更新情報定義ファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DBのうち, PDMII E2のデータを抽出する反映側Datareplicatorで作成します。それ以外の場合は,作成する必要はありません。
- 注※5
-
メインフレーム側の更新情報抽出SAMファイルが,ファイル転送プログラムで転送されてきます。SAMファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DB(PDMII E2,RDB1 E2)とデータ連動する反映側Datareplicatorの場合に作成します。それ以外の場合は必要ありません。
- 注※6
-
抽出対象外データ格納ファイルは,更新情報入力コマンドを実行するたびに作成/再作成されます。ファイル名は,unextfile_に更新情報入力コマンドの実行時に指定したデータ連動識別子が付いた名称になります。