Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


2.5.2 反映側Datareplicatorの通信環境の設定

反映側Datareplicatorの通信環境の設定内容と設定例を説明します。

反映側Datareplicatorの通信環境は,反映側Datareplicatorのコマンドを実行するサーバマシンに対して設定します。

〈この項の構成〉

(1) 反映側Datareplicatorの通信環境の設定内容

反映側Datareplicatorの通信環境の設定内容を次の表に示します。

表2‒13 反映側Datareplicatorの通信環境の設定内容

通信環境

設定内容

/etc/services

抽出側システムとの通信で使うサービス名ポート番号を指定します。ここで指定したサービス名を反映システム定義のhdsserviceオペランドで指定します。ポート番号は,抽出側システムと同じにしてください。

XNFのネットワーク定義

OSIプロトコル(チャネル接続)で通信する場合に,抽出側システムとの通信で使うUCE名Tセレクタ値を指定します。ここで指定したTセレクタ値を反映システム定義のreflect_tselectorオペランドに指定します。Tセレクタ値は,抽出側システムと同じにしてください。

注※

通信プロトコルにOSIプロトコル(チャネル接続)を使えるのは,OSがHP-UXの場合だけです。OSがAIX,Linux,又はWindowsの場合は,使用できる通信プロトコルはTCP/IPだけです。

(2) 反映側Datareplicatorの通信環境の設定例

反映側Datareplicatorの通信環境の設定例を説明します。

TCP/IPのネットワーク環境の設定については,マニュアル「HI-UX/WE2 日立CSMA/CD ネットワーク CD105(TCP/IP)」を参照してください。XNFのネットワーク定義については,マニュアル「通信管理 XNF/S-E2 構成定義編」を参照してください。

(a) 反映側Datareplicatorでの/etc/servicesの設定例

/etc/servicesにサービス名とポート番号を設定する例を次に示します。

     サービス名 ポート番号/tcp

注 下線部分は固定の値です。

  • サービス名

    任意の名称を指定します。

  • ポート番号

    通信環境内で統一した値を指定します。ただし,ほかのサービスで使っていない値を指定してください。