Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


2.3.2 抽出側Datareplicatorのディレクトリ構成

抽出側Datareplicatorのディレクトリ構成を図2-2に,ファイルの内容を表2-6に示します。

図2‒2 抽出側Datareplicatorのディレクトリ構成(UNIX)

[図データ]

注※

抽出側システムで作成する,Datareplicatorの定義を格納するディレクトリを示します。

表2‒6 抽出側Datareplicatorで作成するディレクトリとファイルの内容(UNIX)

作成タイミング

ディレクトリとファイル名※1

内容

ユーザが作成

$HDEPATH/hdeenv

抽出システム定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

抽出環境定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

送信環境定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

抽出定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

二重化定義ファイル

抽出側

Datareplicator

の初期起動時

$HDEPATH/hde_prpfile

抽出定義プリプロセスファイル

任意のディレクトリ/任意の名称_サーバ名

抽出情報キューファイル

$HDEPATH/mststatus

抽出マスタステータスファイル

$HDEPATH/sts_サーバ名

抽出サーバステータスファイル

$HDEPATH/msterrfile1

$HDEPATH/msterrfile2

抽出マスタエラー情報ファイル

$HDEPATH/errfile1 ※2

$HDEPATH/errfile2

抽出ノードマスタエラー情報ファイル

$HDEPATH/msttrc.trc1

$HDEPATH/msttrc.trc2

抽出マスタトレースファイル

$HDEPATH/exttrc.trc1 ※3

$HDEPATH/exttrc.trc2

抽出ノードマスタトレースファイル

$HDEPATH/hde_サーバ名

データ連動用連絡ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称※4

コマンドログファイル

$HDEPATH/hde_fileenv.prp

二重化制御ファイル

任意のディレクトリ/拡張子が「.mf」のファイル※5

ワークファイル

注※1

環境変数 HDEPATHは,抽出側Datareplicatorの定義を作成する任意のディレクトリを示します。

注※2

抽出システム定義のerrfile_uniqueオペランドにtrueを指定すると,ファイル名に「_ホスト名」が付きます(ファイル名が「errfile1_ホスト名」と「errfile2_ホスト名」になります)。

注※3

抽出システム定義のerrfile_uniqueオペランドにtrueを指定すると,ファイル名に「_ホスト名」が付きます(ファイル名が「exttrc_ホスト名.trc1」と「exttrc_ホスト名.trc2」になります)。

注※4

コマンドログファイル名は,環境変数 hde_command_log_fileに絶対パス名又は相対パス名で指定します。相対パス名で指定すると,「$HDEPATH/相対パス名」が絶対パス名として仮定されます。環境変数 hde_command_log_fileの指定を省略すると,コマンドログファイル名として$HDEPATH/hdecmdlogが仮定されます。

実際のコマンドログファイル名は,指定した名称の最後に「1」又は「2」が付けられます。実際のコマンドログファイル名の長さが「OSのパスの最大長−1」を超えないように指定してください。

注※5

ファイルを二重化する場合に,Datareplicatorが自動生成するワークファイルです。Datareplicatorの稼働中には削除しないでください。