Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


1.3 データ連動で使える表

Datareplicatorでデータ連動できる表を次の表に示します。次の表の内容は抽出側Datareplicatorと反映側Datareplicatorで共通です。

表1‒6 Datareplicatorでデータ連動できる表

分類

データ連動の可否

実表

オプションを指定していない場合

SHAREオプションを指定している場合

※1

WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している場合

※2

INSERT ONLYオプションを指定している場合

※3

INNER CONSTRUCTORオプションを指定している場合

※4

CHARACTER SETオプションを指定している場合

※5

トリガが定義されている場合

※6

COMPRESSEDオプションを指定している場合

※7

上記以外のオプションを指定している場合

ビュー表

×

ディクショナリ表

×

一時表

×

(凡例)

○:データ連動できます。制限はありません。

△:データ連動できますが,制限があります。

×:データ連動できません。

注※1

SHAREオプションを指定している表(共用表)を格納する共用RDエリアを作成するときに,create rdarea文のserver nameオペランドに指定したバックエンドサーバだけデータ連動できます。共用表をデータ連動させる場合は,反映側Datareplicatorで反映定義のload文にwith lock句を指定する必要があります。抽出側Datareplicatorで定義を指定する必要はありません。反映定義の詳細については,「5.10.5 反映表定義」を参照してください。

注※2

WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表のデータ連動には,前提条件と制限事項があります。詳細については,「6.7.3(4) WITHOUT ROLLBACKオプションを指定している表についての注意」を参照してください。

注※3

抽出表と反映表を同じ構成にしてください。

注※4

このオプションを指定した列を抽出対象としない場合は,データ連動できます。

注※5

CHARACTER SETオプションを指定している列を抽出対象にする場合は,次の制限事項をすべて満たしてください。満たさなかった場合,抽出側DBと反映側DBで不整合が発生するおそれがあります。

  • 抽出列と,抽出列に対応する反映列の両方に,同じCHARACTER SETオプションを指定してください。

  • 抽出側がXDM/DSで,反映列がCHARACTER SETオプションにEBCDIKを指定している場合,反映定義のformat文でその列に対応するフィールドにnocodecnvを指定してください。

注※6

トリガが定義されている表のデータ連動には,前提条件と制限事項があります。詳細については,「3.3.6 トリガが定義されている表のデータ連動」を参照してください。

注※7

COMPRESSEDオプションを指定している表のデータ連動には,前提条件があります。詳細については,「6.7.3(5)  COMPRESSEDオプションを指定している表についての注意」を参照してください。