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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド


6.2.2 メインサイトのシンクポイントダンプ取得処理を中止した場合のHiRDBの処理

メインサイトのシンクポイントダンプ取得処理を中止した場合のHiRDBの処理を次の表に示します。

表6‒3 メインサイトのシンクポイントダンプ取得処理を中止した場合のHiRDBの処理

処理タイミング

開始または終了種別

シンクポイントダンプ取得処理中止後のHiRDBの処理

障害後の対策方法

開始処理中

  • 正常開始

  • データベースの初期設定時の開始

  • 強制正常開始

アボートコードPstj14jを出力し,HiRDBの開始処理を中止します。

該当するサーバが使用するRDエリアを作成しているペア論理ボリュームグループのステータスをPAIRにしたあと,HiRDBを再度開始してください。

再開始

HiRDBの開始処理を続行します。

該当するサーバが使用するRDエリアを作成しているペア論理ボリュームグループのステータスをPAIRにしたあと,pdlogsyncコマンドでシンクポイントダンプを取得してください。

計画停止後の再開始

終了処理中

正常終了

HiRDBの終了処理を中止し,アボートコードPstj14kを出力してHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を異常終了します。

該当するサーバが使用するRDエリアを作成しているペア論理ボリュームグループのステータスをPAIRにしたあと,HiRDB(またはユニット)を再開始してから,HiRDBを再度正常終了してください。

計画停止

該当するサーバが使用するRDエリアを作成しているペア論理ボリュームグループのステータスをPAIRにしたあと,HiRDB(またはユニット)を再開始してから,HiRDBを再度計画停止してください。

強制終了

HiRDBの終了処理を続行します。

特にありません。

稼働中

処理を続行します。

該当するサーバが使用するRDエリアを作成しているペア論理ボリュームグループのステータスをPAIRにしたあと,pdlogsyncコマンドでシンクポイントダンプを取得してください。

(凡例)−:該当しません。