3.2.2 メインサイトのHiRDBの環境構築
メインサイトのHiRDBシステムを構築してください。HiRDBシステムの構築方法については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- 注意事項
-
HiRDBファイルシステム領域とペアボリュームとの対応に誤りがないように注意してください。対応に誤りがあると,データ欠損が発生したり,リモートサイトでの再開始ができなくなったりします。
リアルタイムSANレプリケーションに関するオペランドを次の表に示します。各オペランドの説明については,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。
オペランド名 |
説明または注意事項 |
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pd_rise_use |
リアルタイムSANレプリケーションを使用するかどうかを指定します。 |
pd_rise_pairvolume_combination |
リアルタイムSANレプリケーションの処理方式を指定します。 |
pd_rise_disaster_mode |
リアルタイムSANレプリケーションの処理方式がハイブリッド方式の場合,メインサイトとリモートサイト間で同期を取って,データの整合性を維持するかどうかを指定します。 |
pd_rise_fence_level |
障害が発生して,リモートサイトのボリュームに対するデータの同期コピー(HiRDBファイルの全部または一部を転送すること)が失敗したときの,HiRDBの処理を指定します(フェンスレベルを指定します)。 |
HORCMINST |
ペア論理ボリュームを定義したRAID Managerのインスタンス番号を指定します。 |
pd_mode_conf |
リアルタイムSANレプリケーションを使用(pd_rise_useオペランドにYを指定)する場合はMANUAL1またはMANUAL2を指定します。pd_rise_useオペランドにYを指定している場合にこのオペランドにAUTOを指定すると,HiRDBの開始処理がエラーになります。 |
pd_dbsync_point |
pd_rise_useオペランドにYを指定し,かつpd_rise_pairvolume_combinationオペランドにhybridを指定する場合はsyncを指定してください。 |
このオペランドにSCHEDULEを指定した場合の注意事項を次に示します。
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リアルタイムSANレプリケーション使用時に出力されるトランザクション情報ファイルが,このオプションの指定値によって削除対象になります。 |
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pd_hostname |
リアルタイムSANレプリケーションを使用する場合はこのオペランドを省略できません。メインサイトのpd_hostnameオペランドにはメインサイトの標準ホスト名を,リモートサイトのpd_hostnameオペランドにはリモートサイトの標準ホスト名を指定してください。 |