Hitachi

インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


3.7 インナレプリカグループ内のRDエリアのバックアップと回復

バックアップの取得

インナレプリカグループ内のRDエリアのバックアップは,-qオプションを指定してpdcopyコマンドを実行することで取得できます。-qオプションには,バックアップを取得するRDエリアの世代番号を指定します。-qオプションを指定して取得したバックアップファイルは,オリジナルとレプリカのどちらのRDエリアの障害に対しても対応できます。

データベースの回復

-qオプション付きでpdcopyコマンドを実行してバックアップを取得すると,同一インナレプリカグループ内の別の世代のRDエリアの回復ができます。回復するときには,回復対象のRDエリアの世代番号を-qオプションに指定してpdrstrコマンドを実行します。

ここでは,インナレプリカグループ内のRDエリアのバックアップと回復に関する運用例を示します。ここで示す運用例は,次の条件下で実施するものとします。

〈この節の構成〉