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インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


1.3.3 一つのRDエリアに対して複数のレプリカの作成が可能

HiRDB Staticizer Optionは,一つのRDエリア(オリジナルRDエリア)に対して複数のレプリカRDエリアを定義,作成できます。それぞれのレプリカRDエリアには,オリジナルRDエリアと同名の表・インデクスが存在することになります。同名の表・インデクスが存在する,このオリジナルとレプリカのRDエリアのまとまりを「インナレプリカグループ」と呼びます。一つのRDエリアに対して,10個までレプリカRDエリアを定義できます。インナレプリカグループは,システム共通定義で指定する数まで作成できます。インナレプリカグループのイメージを次の図に示します。

図1‒4 インナレプリカグループ

[図データ]

前述の図に示すように,レプリカRDエリアには,HiRDBファイルシステム領域に割り当てた世代番号(「レプリカの物理的な最小単位はHiRDBファイルシステム領域」参照)を割り当てる必要があります。