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インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


1.3.4 アクセスするRDエリアの選択が容易

HiRDBクライアント環境定義(PDDBACCS),UAP環境定義(PDDBACCS),または運用コマンド(pddbchg)でアクセスしたいRDエリアを選択できます。これらで選択しない場合は,デフォルトのRDエリアへのアクセスとなります。ここでは,HiRDBクライアント環境定義,UAP環境定義,または運用コマンドで選択する場合と選択しない場合に分けて説明します。

〈この項の構成〉

(1) HiRDBクライアント環境定義,UAP環境定義,または運用コマンドで選択

HiRDBクライアント環境定義,UAP環境定義,または運用コマンドでアクセスしたいRDエリアを選択できます。世代番号を指定することで選択できます。この指定のない場合は,カレントRDエリアへアクセスします。カレントRDエリアについては,「特別な指定のないときは決まったRDエリアへアクセス」を参照してください。ただし,指定された世代番号のRDエリアが存在しない場合は,カレントRDエリアへアクセスします。このように,HiRDB Staticizer Optionでは,クライアント側でアクセスするRDエリアを容易に選択できます。

(2) 特別な指定のないときは決まったRDエリアへアクセス

HiRDBクライアント環境定義,UAP環境定義,または運用コマンドで指定がないときには,決まったRDエリア(デフォルトのRDエリア)へアクセスします。このRDエリアを「カレントRDエリア」と呼びます。通常,カレントRDエリアは,オリジナルRDエリアになっています。レプリカRDエリアをカレントRDエリアに変更することもできます。なお,カレントRDエリアではない,インナレプリカグループ内のほかのRDエリアのことは「サブRDエリア」と呼びます。