Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


2.28.1 拡張カーソル名の形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 概要

拡張カーソル名はALLOCATE CURSOR文に指定することで,動的SELECT文,又は手続きから返却された結果集合の組に割り当てられたカーソルを識別します。また,次に示すSQL文に指定することで拡張カーソル名が識別するカーソルに対する操作ができます。

  • DESCRIBE CURSOR文

  • OPEN文

  • FETCH文

  • DELETE文(結果集合カーソルを識別する拡張カーソル名を除く)

  • UPDATE文(結果集合カーソルを識別する拡張カーソル名を除く)

  • CLOSE文

また,拡張カーソル名の値を次に示すSQL文に直接指定することで拡張カーソル名が識別するカーソルに対する操作ができます。

  • 準備可能動的DELETE文:位置付け(結果集合カーソルを識別する拡張カーソル名の値を除く)

  • 準備可能動的UPDATE文:位置付け(結果集合カーソルを識別する拡張カーソル名の値を除く)

(2) 形式

 拡張カーソル名::= 有効範囲オプション :埋込み変数
 有効範囲オプション::=GLOBAL

(3) 説明

  • 有効範囲オプション

    拡張文名の有効範囲を指定します。指定による有効範囲を次の表に示します。

    表2‒119 有効範囲オプションの指定方法

    指定

    有効範囲

    GLOBAL

    現行SQLセッション内(HiRDB接続から切断まで)で有効となります。

  • :埋込み変数

    カーソル名を値に持つ可変長文字列(VARCHAR,NVARCHAR,又はMVARCHAR)の埋込み変数を指定します。

    既定文字集合以外の文字集合は指定できません。

(4) 規則

  1. 埋込み変数に設定する値は,カーソル名の指定方法に従ってください。カーソル名の指定方法は,「名前の指定」を参照してください。

  2. 同じ値を持つ拡張カーソル名は,同じ拡張カーソル名として判別されます。

  3. ALLOCATE CURSOR文に指定する場合に,既に同じ値を持つ有効な拡張カーソル名がほかのカーソルを識別している場合はエラーとなります。

  4. 拡張カーソル名の値がSQL文中に直接指定したカーソル名と同じであっても,それらは異なるカーソルを識別するものとして区別します。ただし,準備可能動的UPDATE文:位置付け,及び準備可能動的DELETE文:位置付けに直接指定したカーソル名の場合だけ,その値を持つ拡張カーソル名と同じカーソルを識別します。



目次