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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


16.11.5 setEncodeLang

〈この項の構成〉

(1) 機能

JDBCドライバ内で文字コード変換に使用する文字セットを指定します。

(2) 形式

public void setEncodeLang ( String encode_lang )

(3) 引数

String encode_lang:

Javaがサポートしている文字セット(MS932など)を指定します。

このメソッドで"OFF"を指定した場合,又は指定をしなかった場合(Properties infoのENCODELANGでの設定,及びURLのENCODELANGでの設定も含む),次に示す動作となります。

OFF:

JDBCドライバが接続先HiRDBの文字コード種別に対応する文字セットを決定します。接続先HiRDBの文字コード種別とJDBCドライバで使用する文字エンコードの対応を次に示します。

HiRDBの文字コード種別

使用する文字エンコード

lang-c

8859_1

sjis

Java仮想マシンの標準エンコード

ujis

EUCJIS

utf-8

UTF-8

chinese

GB2312

chinese-gb18030

GB18030

注※

UNIX版の場合はpdsetupコマンドの-cオプション,Windows版の場合はpdntenvコマンドの-cオプションの指定値です。pdntenvコマンドを実行しない場合の文字コード種別については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。

指定なし:

<UNIX版の場合>

JDBCドライバがHiRDBの文字コード種別に対応した文字セットを決定します。

<Windows版の場合>

JDBCドライバが次の規則で決定します。

Java仮想マシンの標準エンコード

HiRDBの文字コード種別

SJIS

SJIS以外

MS932

MS932

HiRDBの文字コード種別に対応した文字セット

MS932以外

SJIS

(4) 戻り値

なし。

(5) 機能詳細

Javaプログラム内では,文字コードはUnicodeで扱うため,HiRDBとの文字データ処理時に,JDBCドライバがHiRDBの文字データとUnicodeとの相互文字コード変換をします。この文字コード変換処理で,JDBCドライバはJava仮想マシンが提供するエンコーダ及びデコーダを利用します。このメソッドでは,Java仮想マシンが提供するエンコーダ及びデコーダに対して,JDBCドライバが指定する文字セット名称を指定します。

(6) 発生する例外

なし。