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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


4.15.4 留意事項

  1. UNTIL DISCONNECT指定のLOCK文を使用しているUAPの場合,自動再接続機能は使用できません。

  2. SQLセッション固有一時表(ON COMMIT PRESERVE ROWS指定)を使用しているUAPの場合,自動再接続機能は使用できません。

  3. トランザクション処理中でない場合でも,ホールダブルカーソルを使用しているときは,UAPにいったんエラーを返却します。

  4. JDBCドライバ※1,又はDABroker for JAVA※2からのアクセスで,トランザクションをわたったステートメントが有効となっている場合,自動再接続機能で再接続後は,JDBCのステートメントが無効となります。この場合,再度prepareStatement()メソッドの実行が必要となります。

  5. トランザクションの最初のSQLでPDCWAITTIMEの時間を超えた場合でも,UAPにエラーを返さないでCONNECT文,及びSQLの再実行を行います。そのため,PDCWAITTIMEの約2倍の時間でエラーを返すことがあります。

  6. Java EEアプリケーションサーバ接続時はステートメントプーリング/ステートメントキャッシュ機能を有効にすると,HiRDBの自動再接続機能によってコネクションが再接続された後のSQL実行で,KFPA11901-Eメッセージを含むSQLException例外が発生することがあります。ステートメントプーリング/ステートメントキャッシュ機能を使用する場合は,自動再接続機能を使用しないでください。なお,ステートメントプーリング/ステートメントキャッシュ機能については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「ステートメントプーリング/ステートメントキャッシュ」を参照してください。

    注※1

    JDBCドライバでトランザクションをわたったステートメントが有効となるのは,COMMIT_BEHAVIORに"CLOSE",又は"RESERVE"を設定している場合です。COMMIT_BEHAVIORは,Driverクラスのconnectメソッドの引数Properties info,DriverManager.getConnectionメソッドの引数Properties info,又はURL接続でのCOMMIT_BEHAVIORキーで設定できます。

    注※2

    DABroker for JAVAでトランザクションをわたったステートメントが有効となるのは,DABroker 03-06以降で,かつDABroker for JAVA 02-10以降の場合です。