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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム運用ガイド(UNIX(R)用)


変更内容

変更内容(3020-6-556-80) HiRDB Version 10 10-08

追加・変更内容

変更個所

デッドロック検知時に,デッドロックSQL情報ファイルにユーザ識別子ごとのSQLオブジェクト情報を出力できるようにしました。

これによって,デッドロック情報ファイルとデッドロックSQL情報ファイルに出力されるユーザ識別子を対応づけて,デッドロック発生要因のSQL文を確認できます。

8.6.18.6.68.6.7表20-1表C-2

クライアントとサーバ間のネットワーク上で送受信するデータを暗号化する機能をサポートしました。

これによって,パケットスニファリングなどで悪意のあるユーザが不正にデータを参照することを防止できます。

9.7.1(3)26.2.4(3)(b)26.3.4(3)(b)26.3.4(3)(c)

デッドロック監視処理が長時間化した場合に,デッドロック監視を中断する機能をサポートしました。

デッドロック監視を中断することで,排他取得や排他解除ができるようになり,トランザクション処理を続行できます。

9.14

一つのグローバルバッファを複数に分割する機能をサポートしました。

これによって,一つの大きなグローバルバッファを定義してもグローバルバッファの競合を減らすことができ,グローバルバッファの設計を容易にできます。

23.1.2(11)

クラスタソフトウェアCLUSTERPRO X5.0以降のバージョンに対応しました。

26.2.8(1)26.2.8(5)(c)26.2.10(4)(a)26.2.10(5)

単なる誤字・脱字などはお断りなく訂正しました。

変更内容(3020-6-556-70) HiRDB Version 10 10-07

追加・変更内容

ユーザ識別子ごとにSQLオブジェクト情報を出力できるようにしました。

これによって,デッドロック情報やユーザの状態表示コマンドで出力されるユーザ識別子と対応づけて,使用中のSQLオブジェクトを基にSQL文を確認できます。

シンクポイント処理中の更新バッファに対して更新要求が発生した場合にも,代行出力をスキップできるようにしました。これによって,更新トランザクションの性能を安定させることができるようになります。

クラスタソフトウェアHAモニタと連携して,Azure環境上でAzure共有ディスクを使用した構成をサポートしました。これによって,レプリケーションディスクだけでなく共有ディスクを用いた系切り替え構成を構築できるようになります。

HiRDBの適用OSに次のOSを追加しました。

  • AIX V7.3

  • Red Hat Enterprise Linux 9

変更内容(3020-6-556-60) HiRDB Version 10 10-06

追加・変更内容

HiRDBでサポートしているクラスタソフトウェアに,CLUSTERPROを追加しました。

これによって,CLUSTERPROを用いて共用ディスク構成又はミラーディスク構成の系切り替え環境を構築できます。

クラスタソフトウェアHAモニタと連携することで,Oracle Cloud Infrastructure環境で系切り替え機能を使用できるようにしました。

これによって,業務処理中のHiRDBに障害が発生した場合,待機用のHiRDBに業務処理を自動的に切り替えて運用できます。

パブリッククラウド環境で,次の機能を使用した共有ディスク構成をサポートしました。

  • EBSマルチアタッチ(Amazon EC2環境)

  • Azure共有ディスク(Microsoft Azure環境)

これによって,レプリケーションソフトウェアを使用しない系切り替え構成も構築できます。

HP-UXに関する説明を削除しました。

変更内容(3020-6-556-50) HiRDB Version 10 10-05

追加・変更内容

ユニークチェック用排他による一意性制約保証機能をサポートしました。これによって,ユニークインデクスの残存エントリによる排他待ちを回避できるようになります。

クラスタソフトウェアHAモニタと連携することで,Microsoft Azure環境で系切り替え機能を使用できるようにしました。これによって,業務処理中のHiRDBに障害が発生した場合,待機用のHiRDBに業務処理を自動的に切り替えて運用できるようになります。

HiRDBの適用OSにWindows Server 2022を追加しました。