Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)


1.5.2 HiRDBを終了して入れ替え

HiRDBを終了して入れ替えるには,次の方法があります。

なお,どの方法についても,修正版HiRDBの入れ替え後にpdopsetupコマンドを実行して付加PPを再登録する必要はありません。

〈この項の構成〉

(1) 入れ替えの手順

(a) インストーラによる入れ替え

インストーラを使用して修正版HiRDBと入れ替えます。

入れ替え方法は「旧バージョンと新バージョンを入れ替える場合」と同じです。次の箇所を参照して,修正版への入れ替えを行ってください。

また,修正版への入れ替え前に次のことを行ってください。

  1. HiRDBがオンライン状態であるかどうかの確認

    pdlsコマンドですべてのユニットがACTIVEと表示されているかどうかを確認してください。ACTIVEと表示されている場合,手順2.に進んでください。HiRDBが既に終了している場合は,手順3.へ進んでください。

  2. HiRDBの終了

    HiRDBを任意の終了モードで停止してください。HiRDB/パラレルサーバの場合はすべてのHiRDBのユニットを停止してください。

  3. HiRDBのユニットの状態確認

    HiRDBのユニットの状態を確認するため,pdls -d ustコマンドを実行してください。終了ステータスが4の場合(ユニットの状態がSTARTING又はSTOPPING),HiRDBが開始処理の途中,又は停止処理の途中です。処理が終了してからpdls -d ustコマンドを再度実行してください。

    HiRDB/パラレルサーバの場合はすべてのHiRDBのユニットでpdls -d ustコマンドを実行して,HiRDBのユニットの状態を確認してください。

  4. ライブラリの共用化の解除

    バージョンアップ前にすること」の「ライブラリの共用化の解除」を行ってください。

  5. コマンド,ユティリティ,アプリケーション,及びHiRDBと連携している製品の停止

    バージョンアップ前にすること」の「コマンド,ユティリティ,アプリケーション,及びHiRDBと連携している製品の停止」を行ってください。

(b) 修正パッチをWebから入手して適用

稼働中のHiRDBと,バージョン及びリビジョン番号が同じ場合,修正パッチを適用することで最新版に入れ替えできます。修正パッチは,Webからダウンロードして入手できます。

適用手順については,修正パッチに添付されているRELEASE.TXT又はRELEASE.EUCを参照してください。