10.4.4 プラグインインデクスの遅延一括作成
プラグインインデクスを定義した表の行データを追加又は更新すると,プラグインインデクスへのキー追加処理が実行されます。このため,大量の行データを追加したり,大量の更新をしたりすると,プラグインインデクスへのキー追加処理によって性能が悪くなることがあります。
行データを追加したときに,プラグインインデクスのデータ追加処理をしないで,データベース再編成ユティリティ(pdrorg)を使用して後で一括してプラグインインデクスのデータ追加処理ができます。これをプラグインインデクスの遅延一括作成といいます。プラグインインデクスの遅延一括作成を次の図に示します。
なお,系切り替え機能を使用する場合は,インデクス情報ファイルを共有ディスク上に作成してください。また,UNIX版で系切り替え機能を使用する場合は,インデクス情報ファイルを共有ディスク上のHiRDBファイルシステム領域(キャラクタ型スペシャルファイル)に作成してください。
- 前提条件
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使用しているプラグインが,プラグインインデクスの遅延一括作成をサポートしているかどうかを確認してください。この機能をサポートしていないプラグインに対しては,この機能を使用できません。
なお,HiRDB Text Search Plug-inは,プラグインインデクスの遅延一括作成をサポートしています。
- 利点
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プラグインインデクスのデータ追加処理をしない分だけ,大量の行データを追加又は更新するUAPの実行時間(表データの作成時間)を短縮できます。
- 運用方法
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プラグインインデクスの遅延一括作成の運用方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。