10.3.3　HiRDB XML Extension

XML Extensionでは，業務間のインタフェースやコンテンツの標準的なフォーマットとして利用されるXMLデータを，XML型という抽象データ型でそのまま利用できます。

XML型はデータ構造の定義が不要なため，XML型のデータ構造を変更した場合でも，表の定義を変更する必要はありません。XMLの持つ高い柔軟性をそのまま生かすことで，容易にデータを管理できます。このため，企業や様々な研究機関で保有している知的財産としての大量の文書や，取り扱うコンテンツのデータ構造に変更があった場合でも，システムの変更を最小限に抑え業務への影響を少なくできます。

また，検索についても標準的なXMLへの問い合わせ言語であるXQueryを利用するSQL/XMLの主要な機能をサポートしています。