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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


6.8.4 非同期READ機能

プリフェッチ機能を使用してグローバルバッファ上に複数のページを一括入力するとき,一括入力用のバッファにサーバプロセスから同期処理で一括入力して先読みをしています。非同期READ機能とは,プリフェッチ機能使用時に一括入力用のバッファを2面用意し,DB処理が一つのバッファを使用中にDB処理とは非同期に非同期READプロセスがもう一つのバッファに先読み入力をする機能です。DB処理と先読み入力を同時に実行させることで処理時間を短縮できます。また,HiRDB/パラレルサーバの場合は入出力待ち時間にスレッドを切り替えて処理することで入出力待ち時間を削減できます。

なお,非同期READ機能はローカルバッファには使用できません。また,SCHEDULE属性のRDエリアには適用されません。プリフェッチ機能で動作します。

非同期READ機能の設定

pd_max_ard_processオペランドで非同期READプロセス数を指定します。このオペランドに0を指定するか,又は省略した場合,非同期READ機能は動作しません。また,プリフェッチ機能の指定(pdbufferオペランドの-mオプションに1以上を指定)をしている必要があります。