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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


5.5.2 外部Cストアドルーチンの実行手順

外部Cストアドルーチンを実行するときの手順を次に示します

〈手順〉
  1. 外部Cストアドルーチンの作成

  2. Cライブラリファイルの新規登録

  3. 外部Cストアドルーチンの定義

  4. 外部Cストアドルーチンの実行

外部Cストアドルーチンの実行方法については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

外部Cストアドルーチンの作成から実行までの流れを次の図に示します。

図5‒6 外部Cストアドルーチンの作成から実行までの流れ

[図データ]

Cライブラリファイルの拡張子はOSによって異なります。

〈この項の構成〉

(1) 外部Cストアドルーチンの作成

手続き又は関数をC言語で記述し,そのCプログラムをコンパイルします。コンパイルすると,オブジェクトファイルが作成されます。その後,複数のオブジェクトファイルをリンケージしてCライブラリファイルを作成します。

(2) Cライブラリファイルの新規登録

CライブラリファイルをHiRDBへ新規登録します。

HiRDB管理者が新規登録する場合

pdclibsyncコマンドを使用します。

UAP開発者が新規登録する場合

SQLのINSTALL CLIB又はREPLACE CLIBをUAPに記述して実行します。

(3) 外部Cストアドルーチンの定義

CREATE PROCEDURE又はCREATE FUNCTIONを使用して,外部Cストアドルーチンを定義します。

(4) 外部Cストアドルーチンの実行

ストアドプロシジャ,ストアドファンクションの実行と同様に,CALL文又は関数呼出しを指定してSQLを実行します。CALL文を実行すると,C関数がCストアドプロシジャとして実行されます。また,関数呼出しを実行すると,C関数がCストアドファンクションとして実行されます。