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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


5.4.5 外部Javaストアドルーチンの実行手順

外部Javaストアドルーチンを実行するときの手順を次に示します。

〈手順〉
  1. 外部Javaストアドルーチンの作成

  2. JARファイルの新規登録

  3. 外部Javaストアドルーチンの定義

  4. 外部Javaストアドルーチンの実行

外部Javaストアドルーチンの作成から実行までの流れを次の図に示します。

図5‒5 外部Javaストアドルーチンの作成から実行までの流れ

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 外部Javaストアドルーチンの作成

手続き又は関数をJavaで記述し,そのJavaプログラムをコンパイルします。コンパイルすると,Classファイルが作成されます。クライアント側のJava仮想マシンでClassファイルのテスト・デバッグをして,その後,ClassファイルからJARファイルを作成します。

(2) JARファイルの新規登録

JARファイルをHiRDBへ新規登録します。

HiRDB管理者が新規登録する場合

pdjarsyncコマンドを使用します。

UAP開発者が新規登録する場合

埋込み言語のINSTALL JAR又はREPLACE JARを使用します。これらのSQLをpddef又はUAPに記述して実行します。

(3) 外部Javaストアドルーチンの定義

JARファイルから外部Javaストアドルーチンを定義します。外部Javaストアドルーチンを定義する場合は,CREATE PROCEDURE又はCREATE FUNCTIONを使用します。

(4) 外部Javaストアドルーチンの実行

ストアドプロシジャ,ストアドファンクションの実行と同様に,CALL文又は関数呼出しを指定してSQLを実行します。CALL文を実行すると,JavaメソッドがJavaストアドプロシジャとして実行されます。また,関数呼出しを実行すると,JavaメソッドがJavaストアドファンクションとして実行されます。外部Javaストアドルーチンは,サーバ側のJava仮想マシンで実行されます。