5.2.2 データの検索
データの検索とは,表を構成する行の中から,ある列に対して指定した条件を満たす行を選び出すことです。データの検索方法とSQLの指定例を次に示します。
- データの検索方法
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データの検索をするためには,SELECT文を使用します。データの検索には,次に示す三つの方法があります。
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カーソルを使用した検索
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複数の表の検索(SELECT文のFROM句指定)
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行単位の検索(SELECT文の選択式のROW指定)
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- データの検索のSQL指定例
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ここでは,カーソルを使用した検索の例を説明します。
(例)
- 1. カーソルの定義
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カーソル名称をCUR1として,在庫表(ZAIKO)から商品名(SNAME)が’スカート’である商品名,色(COL)及び単価(TANKA)を検索する例を次に示します。
DECLARE CUR1 CURSOR FOR SELECT SNAME,COL,TANKA FROM ZAIKO WHERE SNAME=N'スカート'
- 2. カーソルを開く
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カーソルCUR1を開きます。
OPEN CUR1
- 3. データの取り出し
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カーソルCUR1が開いた状態からカーソルを1行進めて,その行の内容をUAP内の指定した領域(:XSNAME,:XCOL,:XTANKA)に格納します。
FETCH CUR1 INTO :XSNAME, :XCOL, :XTANKA
- 4. カーソルを閉じる
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カーソルCUR1を閉じます。
CLOSE CUR1
なお,ORDER BY句の後にLIMITを指定すると,先頭からn行の検索結果を取得できます。LIMITを指定した場合,SQLの検索性能を向上できることがあります。先頭からn行の検索結果を取得する機能については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。