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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


4.3.4 ページの確保と解放

〈この項の構成〉

(1) ページの確保

表を定義したときにはページを確保しません。表にデータを格納するときに必要に応じてページを確保します。一度確保したページ(一度使用したページ)はそのページを解放しないかぎり,再使用できません。

インデクスを定義した場合はデータ件数に応じてページを確保します。データ件数0件の場合は1ページ(ルートページ)だけを確保します。ただし,CREATE INDEXにEMPTYオプションを指定した場合(インデクスの実体を作成しない場合)はページを確保しません。

参考
  • 非FIX表で行長が変わるデータ更新をした場合は行長が減った分の領域を再使用できません。

  • インデクスページは削除ページに格納されていたキー値と同じキー値が追加されないかぎり,そのページを再使用しません。

注意事項

データの削除によって発生した空き領域があるページを再使用するときは次に示す制限があるので注意してください。

  • 256バイト以上のVARCHAR,BINARY型,抽象データ型,及び繰返し列の分岐行は,そのページを使用できません。

  • セグメントの使用率が100%になるまで,データの挿入時にそのページを使用できません。

  • DELETEを実行したトランザクションがCOMMITを発行するまで,DELETEによって発生した空き領域を使用できません。

(2) ページの解放