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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


4.2.3 セグメント内の空きページ比率

表を定義するときにセグメント内の空きページ比率を設定できます。セグメント内の空きページ比率を次の図に示します。

図4‒2 セグメント内の空きページ比率

[図データ]

〔説明〕
  • セグメント内の空きページ比率を30%としています。したがって,10ページ中3ページが空きページになります。

  • セグメント内の空きページ比率は,CREATE TABLEPCTFREEオプションで指定します。空きページ比率は0〜50%の範囲で指定でき,省略値は10%となります。

  • ここで指定した空きページには,表へのデータロード(リロード又は表の再編成も含む)時にデータを格納しません。

セグメント内の空きページ比率を小さくすれば,データの格納効率が向上します。

セグメント内の空きページ比率を大きくすれば,性能が向上することがあります。例えば,クラスタキーを定義した表にデータを追加する場合,セグメント内の空きページ比率を設定しておくと,クラスタキーの値に近い場所のページにデータが格納されるため,データの入出力回数を削減できます。

セグメント内の空きページ比率の設計については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。