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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


3.3.10 表の分割格納条件の変更

キーレンジ分割で横分割した表の分割格納条件を,ALTER TABLEで変更できます。表の分割格納条件を変更することで,古いデータを格納していたRDエリアを再利用でき,作業時間を短くできます。ALTER TABLEを使用すると,分割格納条件を変更する表を削除し,再作成する必要がありません。

注※

次に示す分割方法の場合に,表の分割格納条件をALTER TABLEで変更できます。

  • 境界値指定

  • 格納条件指定(格納条件の比較演算子に=だけを使用している場合)

  • マトリクス分割(境界値指定のキーレンジ分割の次元だけ)

なお,表の分割格納条件を変更するには,HiRDB Advanced High Availabilityが必要です。

表の分割格納条件の変更には,次の二つの機能があります。

〈この項の構成〉

(1) 分割機能

表の分割格納条件を変更し,一つのRDエリアに格納していたデータを複数のRDエリアに分割して格納します。分割機能の例(境界値指定の場合)を次の図に示します。

図3‒17 分割機能の例(境界値指定の場合)

[図データ]

(2) 統合機能

表の分割格納条件を変更し,複数のRDエリアに格納していたデータを一つのRDエリアに統合して格納します。統合機能の例(境界値指定の場合)を次の図に示します。

図3‒18 統合機能の例(境界値指定の場合)

[図データ]