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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


3.3.7 ノースプリットオプション

次に示すデータ型が表に定義されていて,次に示すデータ型の実際のデータ長が256バイト以上の場合,1行のデータを複数のページに格納します。

このときのデータ格納方式を次の図に示します。

図3‒6 可変長文字列の実際のデータ長が256バイト以上の場合のデータ格納方式

[図データ]

このように可変長文字列を除いたデータと可変長文字列のデータは,異なるページに格納されます。このため,データの格納効率が低下します。このような場合に,ノースプリットオプションを指定してデータの格納効率を向上してください。ノースプリットオプションを指定すると,可変長文字列の実際のデータ長が256バイト以上であっても,1行を1ページに格納します。ノースプリットオプションを指定したときのデータ格納方式を次の図に示します。

図3‒7 ノースプリットオプションを指定したときのデータ格納方式

[図データ]

〔説明〕

1行の全データを同じページに格納します。このため,データの格納効率がノースプリットオプションを指定しないときに比べて向上します。

CREATE TABLE又はCREATE TYPENO SPLITオプションで,ノースプリットオプションを指定します。ノースプリットオプションの詳細については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。