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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 解説


2.3.4 システムの構成

OLTPを使用したシステムの構成について説明します。ここでは,OpenTP1を例にして説明します。

〈この項の構成〉

(1) HiRDB/シングルサーバとの連携

HiRDB/シングルサーバとOpenTP1を連携すると,複数のHiRDB/シングルサーバを統合化して処理を実行できます。この場合,データベースはキーレンジ分割などで分割配置し,各サーバマシンで稼働するOpenTP1が,各HiRDB/シングルサーバへ処理を振り分けます。複数のHiRDB/シングルサーバを統合化する場合には,OpenTP1との連携をお勧めします。HiRDB/シングルサーバとOpenTP1の連携を次の図に示します。

図2‒7 HiRDB/シングルサーバとOpenTP1の連携

[図データ]

〔説明〕

三つのサーバマシンに,それぞれHiRDB/シングルサーバとOpenTP1を用意し,トランザクション処理を各HiRDB/シングルサーバに振り分ける構成です。

(2) HiRDB/パラレルサーバとの連携

HiRDB/パラレルサーバとOpenTP1を連携すると,高性能なトランザクション処理を実現できます。HiRDB/パラレルサーバとOpenTP1の連携を次の図に示します。

図2‒8 HiRDB/パラレルサーバとOpenTP1の連携

[図データ]

〔説明〕

システムマネジャ,フロントエンドサーバがあるサーバマシンにOpenTP1を用意し,トランザクション処理を管理する構成です。

(3) 複数のOpenTP1との連携

複数のOpenTP1との連携を次の図に示します。

図2‒9 複数のOpenTP1との連携

[図データ]

〔説明〕

一つのHiRDBと三つのOpenTP1でクライアント/サーバ型で通信し,トランザクション処理を管理する構成です。