ノンストップデータベース HiRDB Version 9 セキュリティガイド

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4.2.3 監査の実施

監査情報は監査証跡表に格納されているため,SQLで検索できます。HiRDB SQL Executerまたは監査情報を検索するためのUAPを作成し,監査情報を調査してください。

また,監査結果からセキュリティ上のリスクを分析し,それをセキュリティ対策および監査計画に反映してください。

参考
  • 監査証跡表のSELECT権限は監査人だけが持っています。監査を補佐する人(HiRDBユーザ)を追加した場合,監査人はそのHiRDBユーザに対して監査証跡表のSELECT権限を与えてください。監査人は,利用組織内で信頼できる人を,監査を補佐する人として選任する必要があります。
  • 監査を補佐する人は,監査人の指示に従って監査データをチェックしてください。このとき,不穏な事象を発見した場合には,監査人に報告してください。
  • 監査証跡表の改ざんを防止するために,監査証跡表のデータ更新(INSERTおよびUPDATE)はだれにもできないようになっています。データの削除(DELETE)は監査人だけが実行できるようになっています。