HiRDBでは認可識別子とパスワードを使用してユーザ認証を行います。HiRDBはユーザ認証によって正規の利用者かどうかを確認し,第三者によるHiRDBの不正利用を防止しています。HiRDBを利用するときに使用する認可識別子とパスワードが正しい場合はHiRDBの利用が許可され,正しくない場合はHiRDBの利用が拒否されます。HiRDBのユーザ認証の仕組みを次の図に示します。
図1-1 HiRDBのユーザ認証の仕組み
![[図データ]](FIGURE/ZU010010.GIF)
- 説明
- 正しい認可識別子とパスワードを使用した場合は,HiRDBの利用が許可されます。認可識別子またはパスワードに誤りがある場合は,HiRDBの利用が拒否されます。
- アプリケーションサーバを使用している場合,インターネット利用者の操作の延長で,アプリケーションサーバからHiRDBに対してSQLが発行されます。この場合,通常はアプリケーションサーバのHiRDBクライアントを利用する,データベース利用者に与えられている認可識別子とパスワードでユーザ認証が行われます。
- 参考
- パスワードの不正入力によってユーザ認証に連続して失敗した場合,その認可識別子に対してHiRDBの利用を一定期間禁止できます。詳細については,「3.2.4 アカウントの不正使用対策」を参照してください。
- HiRDBのコマンドおよびユティリティを実行する場合,OSアカウントによって識別されます(HiRDBのユーザ認証は行われません)。
- アプリケーションサーバはISO/IEC 15408の評価構成に含まれません。ISO/IEC 15408の評価構成となるシステムについては,「2.2.4 ISO/IEC 15408の評価を行ったシステム構成」を参照してください。
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