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ノンストップデータベース HiRDB Version 9 システム導入・設計ガイド(Windows(R)用)


2.8.3 設定するアクセス権

この機能を有効にした場合の,HiRDBが作成するファイル及びディレクトリのアクセス権を次の表に示します。

この機能では,表に示したユーザ,及びグループに対してだけ,アクセス権を設定します。

表2‒6 HiRDBが作成するファイル及びディレクトリのアクセス権

項番

アクセス権種別

アクセス権設定有無

HiRDB運用ディレクトリ(%PDDIR%)※1

%PDDIR%¥tmp及びpd_tmp_directory※2

HiRDB管理者

Administratorsグループ

HiRDBグループ

作成者(CREATOR OWNER)

HiRDB管理者

Administratorsグループ

HiRDBグループ

1

フルコントロール

2

フォルダのスキャン/ファイルの実行

3

フォルダの一覧/データの読み取り

4

属性の読み取り

5

拡張属性の読み取り

6

ファイルの作成/データの書き込み

7

フォルダの作成/データの追加

8

属性の書き込み

9

拡張属性の書き込み

10

サブフォルダとファイルの削除

11

削除

12

アクセス許可の読み取り

13

アクセス許可の変更

14

所有権の取得

(凡例)

○:権限を付与します。

−:権限を付与しません。

注※1

%PDDIR%\BIN\PDSEVMSG.DLLファイルだけ,%PDDIR%に設定するアクセス権に加えて,LOCAL SERVICEアカウントに対して次の項目を設定します。

・フォルダの一覧/データの読み取り(項番3)

・属性の読み取り(項番4)

・拡張属性の読み取り(項番5)

・アクセス許可の読み取り(項番12)

注※2

pd_tmp_directoryオペランドにHiRDB運用ディレクトリ,又はそのサブディレクトリが指定された場合,HiRDB運用ディレクトリのセキュリティ設定よりも低い設定となってしまうため,%PDDIR%\tmpのアクセス権を付与しません。