スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス
DECLARE CURSOR 形式2(カーソル宣言)
機能
問合せ指定の検索結果をFETCH文で1行ずつ取り出すために,カーソルを宣言します。
形式2では,PREPARE文で前処理したSELECT文(動的SELECT文)に対するカーソルの宣言をします。
使用権限
なし。
形式2 <PREPARE文で前処理したSELECT文(動的SELECT文)に対するカーソルの宣言>
DECLARE カーソル名 CURSOR 〔WITH HOLD〕〔{WITH RETURN | WITHOUT RETURN}〕 FOR SQL文識別子 |
オペランド
カーソルの名称を指定します。
UAP中で指定する場合は,SQLの予約語と同じ名称でも,引用符(")で囲まないでください。ただし,SQLの予約語と同じ名称を手続き中に指定する場合は,引用符(")で囲んでください。
カーソル名については,「1.1.7 名前の指定」を参照してください。
ホールダブルカーソルを使用する場合に指定します。ただし,次の場合,ホールダブルカーソルは使用できません。
なお,ホールダブルカーソルについては,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
SQL手続き中のカーソル宣言で,そのカーソルの結果集合の返却可能性を指定します。WITH RETURNを指定して宣言したカーソルを結果集合カーソルといいます。SQL手続き中で宣言された結果集合カーソルを,開いた状態のまま手続きを終了すると,カーソルの結果集合を手続きの呼出し元に返却できます。返却した結果集合の使用方法については,「1.9.3 結果集合返却機能」を参照してください。
PREPARE文で前処理したSELECT文に付けられたSQL文識別子を指定します。
共通規則
参照制約に関する規則
留意事項
使用例
前処理したSELECT文(SQL文識別子:SEL)によって指定した行を1行ずつ取り出すために,カーソル(CR1)を宣言します。
DECLARE CR1 CURSOR FOR SEL
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