スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス
名前の指定には,引用符(")で囲んで指定する方法と,引用符(")で囲まないで指定する方法があります。
ただし,手続き中又は関数中に指定するカーソル名以外で,次に示す名前をUAPで使用する場合は,SQLの予約語と同じでも引用符(")で囲まないで指定してください。
表1-2 名前に使用できる文字と制限
名前の種類 | 制限バイト数,又は制限文字数 | 半角文字の使用可否 | 全角文字の使用可否 | |||||
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英大文字数字 | 英小文字 | 片仮名文字 | 下線(_) | 空白 | ハイフン(−) | |||
インデクス型識別子 | 30バイト | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
インデクス識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
埋込み変数名 | 21文字,22文字,30文字,31文字,63文字※1 | ○※4 | ○ | ○※4 | ○ | × | ○※4 | ○※4 |
カーソル名 | 30バイト | ○ | ○ | ○※2 | ○ | × | ○ | ○※2 |
外部サーバ名 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | |
外部ルーチン名 | 255バイト | ○ | ○ | ○※2 | ○ | × | ○ | ○※2 |
条件名 | 30バイト | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
相関名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
属性名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
データ型識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
問合せ名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
トリガ識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
認可識別子 | 8バイト | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
パスワード※3 | 30バイト | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
表識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
標識変数名 | 30文字,31文字,63文字※1 | ○※4 | ○ | ○※4 | ○ | × | ○※4 | ○※4 |
表別名 | 30バイト | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
文ラベル | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
ループ変数名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
ホスト識別子 | 30文字,31文字,63文字※1 | ○※4 | ○ | ○※4 | ○ | × | ○※4 | ○※4 |
リスト名 | 30バイト | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
ルーチン識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
列名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
ロール名 | ○ | ○ | × | × | × | × | × | |
RDエリア名 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | |
RDノード名称 | ○ | ○ | × | × | × | × | × | |
SQLパラメタ名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
SQL文識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | × | ○ | ○※2 | |
SQL変数名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
制約名 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
XQuery変数識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 | |
順序数生成子識別子 | ○ | ○ | ○※2 | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
名前の種類 | ホスト言語 | |||
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COBOL85 | COBOL2002 | C言語 | ||
埋込み変数名 | BLOB型 | 21文字まで | 22文字まで | 63文字まで |
BLOB型以外 | 30文字まで | 31文字まで | ||
標識変数名,及びホスト識別子 |
名前がSQLの予約語と重複したときの対応方法を次に示します。(a)の方法を推奨します。(b)の方法は,アプリケーションの修正ができない場合など,SQLが修正できないときに使用してください。
予約語と重複する名前を引用符(")で囲むようにSQLを修正してください。なお,名前を引用符(")で囲んだ場合,半角英小文字と半角英大文字は区別して扱われるので注意してください。
SQL予約語削除機能とは,SQLの予約語として登録してあるキーワードを予約語から削除する機能です。名前と重複した予約語がSQL予約語削除機能で削除できる予約語の場合,予約語から削除することで,名前を引用符(")で囲まなくても使用できるようになります。SQL予約語削除機能で削除できる予約語については,「付録A.3 SQL予約語削除機能で削除できる予約語」を参照してください。SQL予約語削除機能で削除できない予約語の場合は,(a)の方法でSQLを修正してください。
削除した予約語は,名前として使用できるようになりますが,同時にキーワードではなくなるため,削除した予約語を使うSQLの機能が使用できなくなる場合があります。使用できなくなるSQLの機能については,「付録A.3 SQL予約語削除機能で削除できる予約語」を参照してください。
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