スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 SQLリファレンス

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2.27 拡張カーソル名

<この節の構成>
(1) 概要
(2) 形式
(3) 説明
(4) 規則

(1) 概要

拡張カーソル名はALLOCATE CURSOR文に指定することで,動的SELECT文,又は手続きから返却された結果集合の組に割り当てられたカーソルを識別します。また,次に示すSQL文に指定することで拡張カーソル名が識別するカーソルに対する操作ができます。

また,拡張カーソル名の値を次に示すSQL文に直接指定することで拡張カーソル名が識別するカーソルに対する操作ができます。

(2) 形式

 
 拡張カーソル名::= 有効範囲オプション :埋込み変数
 有効範囲オプション::=GLOBAL

(3) 説明

(4) 規則

  1. 埋込み変数に設定する値は,カーソル名の指定方法に従ってください。カーソル名の指定方法は,「1.1.7 名前の指定」を参照してください。
  2. 同じ値を持つ拡張カーソル名は,同じ拡張カーソル名として判別されます。
  3. ALLOCATE CURSOR文に指定する場合に,既に同じ値を持つ有効な拡張カーソル名がほかのカーソルを識別している場合はエラーとなります。
  4. 拡張カーソル名の値がSQL文中に直接指定したカーソル名と同じであっても,それらは異なるカーソルを識別するものとして区別します。ただし,準備可能動的UPDATE文:位置付け,及び準備可能動的DELETE文:位置付けに直接指定したカーソル名の場合だけ,その値を持つ拡張カーソル名と同じカーソルを識別します。