スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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14.10 UnicodeのUAPの実行

ここでは,UnicodeのUAPで使用できるODBC関数,及び注意事項について説明します。

<この節の構成>
(1) UnicodeのUAPで使用できるODBC関数
(2) 注意事項

(1) UnicodeのUAPで使用できるODBC関数

UnicodeのUAPで使用できるODBC関数を次の表に示します。

表14-23 UnicodeのUAPで使用できるODBC関数

分類 関数名 機能
データソースとの接続 SQLConnectW データソース名,認可識別子,及びパスワードによって特定のドライバに接続します。
SQLDriverConnectW 接続文字列によって特定のドライバと接続します。又は,ドライバマネージャとドライバに対して,ユーザ用に接続ダイアログボックスの表示を要求します。
SQLBrowseConnectW 連続したレベルの接続属性と,有効な属性値を返します。各接続属性に値が指定されている場合はデータソースに接続します。
SQLDriversW インストールされているドライバと,その属性の一覧を返します。
ドライバ及びデータソースの情報取得 SQLDataSourcesW 利用できるデータソースの一覧を返します。
SQLGetInfoW 特定のドライバとデータソースの情報を返します。
ドライバオプションの設定及び取得 SQLSetConnectAttrW 接続属性を設定します。
SQLGetConnectAttrW 接続属性の値を返します。
SQLSetStmtAttrW ステートメント属性を設定します。
SQLGetStmtAttrW ステートメント属性の値を返します。
ディスクリプタ値の設定及び取得 SQLSetDescFieldW 一つのディスクリプタフィールドを設定します。
SQLGetDescFieldW 一つのディスクリプタフィールドの値を返します。
SQLSetDescRecW 複数のディスクリプタフィールドを設定します。
SQLGetDescRecW 複数のディスクリプタフィールドの値を返します。
SQLPrepareW 後で実行するためにSQLステートメントを準備します。
SQL要求の作成 SQLSetCursorNameW カーソル名を指定します。
SQLGetCursorNameW ステートメントハンドルに関連するカーソル名を返します。
SQLの実行 SQLExecDirectW ステートメントを実行します。
SQLNativeSqlW ドライバが変換したSQLステートメントのテキストを返します。
実行結果及び実行結果情報の取得 SQLDescribeColW 結果セットの列を記述します。
SQLColAttributeW 結果セットの列の属性を記述します。
SQLGetDiagFieldW 追加の診断情報(診断データ構造体の一つのフィールド)を返します。
SQLGetDiagRecW 追加の診断情報(診断データ構造体の複数のフィールド)を返します。
SQLColumnPrivilegesW 列の一覧と,一つ以上のテーブルに関連する特権を返します。
データソースのシステム情報の取得 SQLColumnsW 指定されたテーブルの列名の一覧を返します。
SQLForeignKeysW 指定されたテーブルに外部キーがある場合,外部キーを構成する列名の一覧を返します。
SQLPrimaryKeysW 指定されたテーブルの主キーを構成する列名の一覧を返します。
SQLProcedureColumnsW 入力パラメタ又は出力パラメタの一覧と,指定されたプロシジャの結果セットを構成する列を返します。
SQLProceduresW 指定されたデータソース内のプロシジャ名の一覧を返します。
SQLSpecialColumnsW 指定されたテーブル内で行を一意に識別できる最適の列,又は行の値がトランザクションによって変更されるときに自動的に修正される列の情報を返します。
SQLStatisticsW 単一のテーブルに関する統計情報と,テーブルに関するインデクスの一覧を返します。
SQLTablePrivilegesW テーブルの一覧と,各テーブルに関連する特権を返します。
SQLTablesW 指定されたデータソース内のテーブル名の一覧を返します。

(2) 注意事項

クライアント環境定義のPDCLTCNVMODEにUCS2_UJIS又はUCS2_UTF8が設定されている場合の注意事項を次に示します。