スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

12.1.2 RDノード間の接続とSQLコネクションの関係

リモートデータベースアクセスするには,分散クライアントのHiRDBが分散サーバとなるDBMSに接続しなければなりません。自ノードのHiRDBを分散クライアント(既定RDノード)として,他ノードの分散サーバ(分散RDノード)にアクセスする機能を,分散クライアント機能と呼びます。

分散クライアント機能には,次に示す二つの特長があります。

SQL文を実行するためのUAPからRDノードへの論理的な接続状態をSQLコネクションと呼び,既定RDノードへのSQLコネクションを既定SQLコネクションと呼びます。

SQLコネクションは,接続先のRDノードでの権限チェックのための認可識別子を含みます。この認可識別子はSQLコネクションごとに指定できます。

分散データベースの接続形態を次の図に示します。

図12-1 分散データベースの接続形態

[図データ]