スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 UAP開発ガイド

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12.1.1 分散データベースへのアクセスとRDノードの関係

HiRDBは,次に示すDBMSとの分散データベースを実現できます。

HiRDBと他ノードのDBMSとの分散データベースは,DF/UX(Distributing Facility/for UNIX)のリモートデータベースアクセス機能を使用して実現します。

分散データベースへのアクセスには,ネットワーク上の複数のノード(サーバマシン,ホストコンピュータ,PCサーバなど)で稼働する複数のDBMSが関与します。ネットワーク上の位置で区別される各DBMSをRDノードと呼びます。ただし,一つのノードで複数のDBMSが同時に稼働したり,一つのDBMSが複数のノードを結合して稼働する場合があるので,RDノードとネットワーク上のノードが1対1に対応するとは限りません。なお,DBMSとそのDBMSが管理するデータベースをまとめてRDノードと呼ぶことがあります。

RDノードは,RDノード名称によって識別され,RDノード名称を指定しないCONNECT文で接続するHiRDB(クライアント環境定義で接続先に指定したHiRDB)を既定RDノードと呼びます。既定RDノード以外のRDノードを分散RDノードと呼び,HiRDB以外のDBMSも含みます。