(a) SQLエラーレポートファイルの出力形式
SQLエラーレポートファイルの出力形式を次に示します。
- [出力形式]
** UAP ERROR INFORMATION aa....aa bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb ** [1]
* UAP INFORMATION * [2]
UAP_NAME(cc....cc) USERID(dd....dd)
IPADDR(ee....ee) CLTPID(ff....ff) THRDID(gg....gg)
START_TIME(hhhhhhhhhhhhhhhhhhh)
* SERVER INFORMATION * [3]
HOST(ii....ii) PORT(jj....jj) PLATFORM(kk....kk)
SVRNAME(ll....ll) SVRPID(mm....mm)
* SQL INFORMATION * [4]
OPTIMIZE_LEVEL(nn....nn) ADDITIONAL_OPTIMIZE_LEVEL(oo....oo)
ISOLATION_LEVEL(pp....pp)
CNCTNO SQL- OP SEC SQL SQL OP ERROR
COUNTER CODE NO CODE WARN TION COUNTER
---------- ---------- ---- ---- ----- ----- ---- -----
rrrrrrrrrr ssssssssss tttt uuuu vvvvv wwwww xxxx yyyyy
START-TIME END-TIME EXEC-TIME
--------------- --------------- -----------------
zzzzzzzzzzzzzzz AAAAAAAAAAAAAAA BB....BB
* SQL MESSAGE * [5]
"CC....CC" [DD....DD]
* SQL STATEMENT * [6]
"EE....EE"
* PARAMETER * [7]
*ELM NO= FFFFF*
*GGGGG* NO=HHHHH COD=III XDIM=JJJJJ SYS=KKKKK LEN=LLLLLLLLLLL IND=MMMMMMMMMMM
ARRAY NUM=NNNNN
DATA=OO....OO
- [説明]
- SQLエラーレポートファイルのタイトル
- UAP情報
- サーバ情報
- SQL情報
- SQLメッセージ
- SQL文
- パラメタ情報
- aa....aa:
- HiRDBのバージョンを次の形式で出力します(出力文字数は最大8バイト)。
- "vv-rr-zz"
- -zzがない場合,-zzは出力されません。
- bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb:
- エラー情報を出力した日時を次の形式で出力します(出力文字数は最大26バイト)。
- "YYYY/MM/DD hh:mm:ss.uuuuuu"
- YYYY:年
- MM:月
- DD:日
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- cc....cc:
- クライアント環境定義PDCLTAPNAMEで指定したUAPの名称を出力します(出力文字数は最大30バイト)。
- dd....dd:
- コネクトしたユーザの認可識別子を出力します(出力文字数は最大8バイト)。
- ee....ee:
- UAPのIPアドレスを出力します(出力文字数は最大15バイト)。
- ff....ff:
- UAPのプロセス番号を表示します(出力文字数は最大10バイト)。
- 正しいプロセス番号を取得できない場合,不正な数値が表示されることがあります(Windows版の場合)。
- gg....gg:
- UAPがマルチスレッドで動作している場合,UAPのスレッド番号を表示します(出力文字数は最大11バイト)。マルチスレッドで動作していない場合は0を表示します。
- 正しいスレッド番号が取得できない場合,不正な数値が表示されることがあります。また,クライアントのバージョンが07-01以前の場合,"*"を出力します。
- hhhhhhhhhhhhhhhhhhh:
- UAPを実行した時刻を次の形式で出力します(出力文字数は最大19バイト)。
- "YYYY/MM/DD hh:mm:ss"
- YYYY:年
- MM:月
- DD:日
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
- ii....ii:
- サーバプロセスが動作しているホストの名称を出力します(出力文字数は最大30バイト)。
- jj....jj:
- サーバプロセスの通信ポート番号を出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- kk....kk:
- クライアントライブラリが対応しているプラットフォームを出力します(出力文字数は最大6バイト)。
- 出力内容については,「11.1.1(3)SQLトレース情報の見方」のUAPが動作しているプラットフォームを参照してください。なお,クライアントのバージョンが07-01以前の場合,"*"を出力します。
- ll....ll:
- シングルサーバ又はフロントエンドサーバのサーバ名を出力します(出力文字数は最大8バイト)。
- mm....mm:
- サーバプロセスのプロセス番号を出力します(出力文字数は最大10バイト)。
- nn....nn:
- SQL最適化オプションの値を10進数形式で出力します(出力文字数は最大10バイト)。
- oo....oo:
- SQL拡張最適化オプションの値を10進数形式で出力します(出力文字数は最大10バイト)。
- pp....pp:
- データ保証レベルの値を出力します(出力文字数は最大10バイト)。
- rrrrrrrrrr:
- サーバがCONNECTを受け付けるごとに順次カウントするコネクト通番を出力します(出力文字数は最大10バイト)。コネクト通番は右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。
- ssssssssss:
- SQL文を受け付けるごとにカウントするSQLカウンタを出力します(出力文字数は最大10バイト)。SQLカウンタは右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。
- tttt:
- SQLに対応するオペレーションコードを出力します(出力文字数は最大4バイト)。
- uuuu:
- SQLに対応するセクション番号を出力します(出力文字数は最大4バイト)。セクション番号は右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。制御系SQL実行時にエラーが発生した場合,"****"を出力します。
- vvvvv:
- SQLを実行した結果のSQLCODEを出力します(出力文字数は最大5バイト)。SQLCODEは右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。
- wwwww:
- 警告情報を16進数形式で出力します(出力文字数は最大5バイト)。SQLWARN0〜SQLWARNFの警告情報に,それぞれ左から1ビットを割り当て,警告フラグが設定されているものは1,設定されていないものは0とします。これを4けたの16進数の値として出力します。一つ以上の警告フラグが設定されている場合は先頭に"W"を,設定された警告フラグがない場合は"-"を付けます。例を次に示します。
- (例)
- xxxx:
- システムが使用する情報を出力します(出力文字数は最大4バイト)。
- 1バイト目が"M"の場合,プロセス間メモリ通信機能を使用していることを示します。ほかの3バイトは,保守用の情報です。ただし,クライアントのバージョンが07-01以前の場合は,"****"を出力します。
- yyyyy:
- エラーログ番号を出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- エラーログ番号は右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。ただし,クライアントのバージョンが07-01以前の場合は,"*****"を出力します。
- zzzzzzzzzzzzzzz:
- クライアントからSQL実行要求を受けた時刻を,次の形式で出力します(出力文字数は最大15バイト)。
- "hh:mm:ss.uuuuuu"
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- AAAAAAAAAAAAAAA:
- クライアントからの要求に対する処理が終了した時刻を,次の形式で出力します(出力文字数は最大15バイト)。
- "hh:mm:ss.uuuuuu"
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- BB....BB:
- クライアントからの要求に対する処理時間を,次の形式で出力します(出力文字数は最大17バイト)。秒は右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。
- "ssssssssss.uuuuuu"
- ssssssssss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- CC....CC:
- SQL実行中に発生したメッセージを出力します(出力文字数は最大254バイト)。
- DD....DD:
- システムが使用する情報を出力します(出力文字数は最大21バイト)。
- EE....EE:
- SQL文を出力します(出力文字数は最大2000000バイト)。
- SQL文中に注釈(コメント)やSQL最適化指定を記述している場合,それらも含めて出力します。制御系SQL実行時にエラーとなった場合,"*"を出力します。注釈,及びSQL最適化指定については,マニュアル「HiRDB Version 8 SQLリファレンス」を参照してください。
- FFFFF:
- 配列を使用したSQLでエラーが発生した場合,その要素の番号を出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- GGGGG:
- 入力用パラメタ情報の場合はINPRM,出力用パラメタ情報の場合はOUTRMを出力します。また,入出力用パラメタ情報の場合,入力情報はINPRM,出力情報はOUTRMを出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- HHHHH:
- パラメタ番号を出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- III:
- データ型コードを出力します(出力文字数は最大3バイト)。
- JJJJJ:
- 配列要素数を出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- KKKKK:
- ギャップを含む1要素の領域の長さを出力します(出力文字数は最大5バイト)。
- LLLLLLLLLLL:
- データの長さを出力します(出力文字数は最大11バイト)。
- MMMMMMMMMMM:
- 標識変数の値を出力します(出力文字数は最大11バイト)。
- NNNNN:
- 繰返し列を含む場合,繰返し列の要素数を出力します(出力文字数は最大5バイト)。繰返し列を含まない場合は出力されません。
- OO....OO:
- パラメタ情報を出力します(出力文字数はpd_uap_exerror_log_param_sizeオペランドの指定値)。パラメタ情報には入力用パラメタ情報,出力用パラメタ情報,及び入出力用パラメタ情報があります。パラメタ情報についての規則を次に示します。
- 入力用パラメタがBLOB型の位置付け子,又はBINARY型の位置付け子の場合,BLOB型の位置付け子,又はBINARY型の位置付け子の値を出力します。
- 標識変数がマイナスの値の場合,"DATA="まで出力します。
- パラメタ情報が複数ある場合,パラメタ情報の指定順に出力します。
- 同様のデータが2行以上続く場合,"--- SAME x LINES ---"(xが行数)を出力します。
- パラメタ情報は,実データ長+データ領域長サイズ分出力します。
- 繰返し列の場合,ARRAY NUMに繰返し列の要素数を出力します。
- 繰返し列の場合,"DATA"の前に繰返し要素ごとの標識変数を出力します。
- 繰返し列の場合,"DATA"の後に括弧付きで繰返し列の要素番号を出力します。
(b) エラーログファイルの出力形式
拡張SQLエラー情報出力機能を使用した場合の,エラーログファイルの出力形式を次に示します。
- [出力形式]
> 8355 0 8393 9 2005/08/12 14:06:30 KFPZ03000-I Error information, type=CONNECT STATUS,
inf=CLT=07-02(Aug 4 2005):WS SVR=07-02 US:WS LIBTYPE=UNIX_32
> 8355 0 8393 10 2005/08/12 14:06:30 KFPZ03000-I Error information, type=SQL STREAM,
inf=insert into t1 values ( ? , ? ,? )
>> 8355 0 8393 11 2005/08/12 14:06:30 SQLCODE:-404 47(140630218) sqaexp0.c :2348 AUX
KFPA11404-E Input data too long for column or assignment target in variable 3
UAP userprog1,hiuser01 [1]
SVR host03,1146,sds,hp [2]
SQLINF 1034,1,2,7,17,-0000,0000,14:06:30.216463,14:06:30.217765,0.001302 [3]
SQL INSERT INTO T1 VALUES(?,?,?) [4]
PRM [5]
INPRM 1,f1,1,0,4,0
DATA=00 00 ff ff *.... *
INPRM 2,c1,10,258,255,9
ARRAY NUM= 9
0 DATA( 0)=00 01 61 *..a *
0 DATA( 1)=00 02 61 62 *..ab *
0 DATA( 2)=00 03 61 62 63 *..abc *
0 DATA( 3)=00 04 61 62 63 64 *..abcd *
0 DATA( 4)=00 05 61 62 63 64 65 *..abcde *
0 DATA( 5)=00 06 61 62 63 64 65 66 *..abcdef *
0 DATA( 6)=00 07 61 62 63 64 65 66 67 *..abcdefg *
0 DATA( 7)=00 08 61 62 63 64 65 66 67 68 *..abcdefgh *
-1 DATA( 8)=
INPRM 3,93,1,0,32002,0
DATA=00 00 00 00 00 00 7d 02 41 41 41 41 41 41 41 41 *......}.AAAAAAAA*
41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 *AAAAAAAAAAAAAAAA*
--- SAME 14 LINES ---
- [説明]
- 1.UAP情報
- UAP名称:
- クライアント環境定義PDCLTAPNAMEで指定したUAPの名称を出力します。
- 認可識別子:
- コネクトしたユーザの認可識別子を出力します。
- 2.サーバ情報
- ホスト名:
- サーバプロセスが動作しているホストの名称を出力します。
- ポート番号:
- サーバプロセスの通信ポート番号を出力します。
- サーバ名:
- シングルサーバ又はフロントエンドサーバのサーバ名を出力します。
- プラットフォーム:
- クライアントライブラリが対応しているプラットフォームを出力します。
- 出力内容については,「11.1.1(3)SQLトレース情報の見方」のUAPが動作しているプラットフォームを参照してください。なお,クライアントのバージョンが07-01以前の場合,"*"を出力します。
- 3.SQL情報
- SQL最適化オプション:
- SQL最適化オプションの値を10進数形式で出力します。
- SQL拡張最適化オプション:
- SQL拡張最適化オプションの値を10進数形式で出力します。
- データ保証レベル:
- データ保証レベルの値を出力します。
- コネクト通番:
- サーバがCONNECTを受け付けるごとに順次カウントするコネクト通番を出力します。
- セクション番号:
- SQLに対応するセクション番号を出力します。
- SQLWARN:
- 警告情報を16進数形式で出力します。SQLWARN0〜SQLWARNFの警告情報に,それぞれ左から1ビットを割り当て,警告フラグが設定されているものは1,設定されていないものは0とします。これを4けたの16進数の値として出力します。一つ以上の警告フラグが設定されている場合は先頭に"W"を,設定された警告フラグがない場合は"-"を付けます(例については,「(a)SQLエラーレポートファイルの出力形式」のwwwwwを参照してください)。
- システム情報:
- システムが使用する情報を出力します。
- 1バイト目が"M"の場合,プロセス間メモリ通信機能を使用していることを示します。ほかの3バイトは,保守用の情報です。ただし,クライアントのバージョンが07-01以前の場合は,"****"を出力します。
- SQL開始時刻:
- クライアントからSQL実行要求を受けた時刻を,次の形式で出力します。
- "hh:mm:ss.uuuuuu"
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- SQL終了時刻:
- クライアントからの要求に対する処理が終了した時刻を,次の形式で出力します。
- "hh:mm:ss.uuuuuu"
- hh:時
- mm:分
- ss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- SQL実行時間:
- クライアントからの要求に対する処理時間を,次の形式で出力します。秒は右詰めで出力し,余白には半角スペースが入ります。
- "ssssssssss.uuuuuu"
- ssssssssss:秒
- uuuuuu:マイクロ秒
- 4.SQL文
- SQL文:
- SQL文を出力します。
- SQL文中に注釈(コメント)やSQL最適化指定を記述している場合,それらも含めて出力します。出力するSQL文のサイズは,クライアント環境定義のPDSQLTEXTSIZEの指定値になります。
- 制御系SQL実行時にエラーとなった場合,SQL文は取得できません。この場合,"*"を出力します。
- 注釈,及びSQL最適化指定については,マニュアル「HiRDB Version 8 SQLリファレンス」を参照してください。
- 5.パラメタ情報
- ELM NO:
- 配列を使用したSQLでエラーが発生した場合,その要素の番号を出力します。
- パラメタ情報種別:
- 入力用パラメタ情報の場合はINPRM,出力用パラメタ情報の場合はOUTRMを出力します。また,入出力用パラメタ情報の場合,入力情報はINPRM,出力情報はOUTRMを出力します。
- NO:
- パラメタ番号を出力します。
- COD:
- データ型コードを出力します。
- XDIM:
- 配列要素数を出力します。
- SYS:
- ギャップを含む1要素の領域の長さを出力します。
- LEN:
- データの長さを出力します。
- IND:
- 標識変数の値を出力します。
- ARRAY NUM:
- 繰返し列を含む場合,繰返し列の要素数を出力します。繰返し列を含まない場合は出力されません。
- DATA:
- パラメタ情報を出力します。
- パラメタ情報には入力用パラメタ情報,出力用パラメタ情報,及び入出力用パラメタ情報があります。
- パラメタ情報についての規則を次に示します。
- 入力用パラメタがBLOB型の位置付け子,又はBINARY型の位置付け子の場合,BLOB型の位置付け子,又はBINARY型の位置付け子の値を出力します。
- 標識変数がマイナスの値の場合,"DATA="まで出力します。
- パラメタ情報が複数ある場合,パラメタ情報の指定順に出力します。
- 同様のデータが2行以上続く場合,"--- SAME x LINES ---"(xが行数)を出力します。
- パラメタ情報は,実データ長+データ領域長サイズ分出力します。
- 繰返し列の場合,ARRAY NUMに繰返し列の要素数を出力します。
- 繰返し列の場合,"DATA"の前に繰返し要素ごとの標識変数を出力します。
- 繰返し列の場合,"DATA"の後に括弧付きで繰返し列の要素番号を出力します。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2016, Hitachi, Ltd.