スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
DAT形式の入力データファイルで,次の拡張機能を使用する場合に指定します。
なお,囲み文字の変更,及びINTEGER,SMALLINTの列への小数点データの格納以外の拡張機能は,オペランドの指定有無に関係なくextdat文を指定すれば使用できます。
囲み文字とは,extdat文のencloseオペランドに指定した文字のことをいいます。オペランドを省略した場合は,引用符(")が囲み文字となります。
セパレータ文字の直前,直後のデータの前後を囲み文字で囲んだ場合,囲み文字は入力の対象にはなりません。ただし,囲み文字で囲まれた文字列内の囲み文字は,入力の対象となります。
なお,DAT形式の場合は,引用符が囲み文字となります(囲み文字の変更はできません)。
extdat 〔enclose=囲み文字〕 〔decin={yes|no}〕 |
〜<文字列>((1バイト))
各入力データの列値を囲んでいる囲み文字を指定します。
INTEGER及びSMALLINTの列に,小数点があるデータを格納するかどうかを指定します。
文字データ型,各国文字データ型,混在文字データ型,及びBINARY型の入力データが囲み文字で囲まれている場合,入力データ中にあるナル文字(0x00),改行記号(0x0a),及び復帰記号(0x0d0a)をデータとして扱います。囲み文字で囲まれていない場合,ナル文字,改行記号,及び復帰記号はデータの区切り,又は行の終端として扱われます。
例えば,"tokyo\0shibuyaku"というCHAR(16)のデータがあった場合,extdat文を指定すれば「tokyo\0shibuyaku」が入力されますが,extdat文を指定しないとこのデータは入力できません。
数データ型,日間隔データ型,及び時間隔データ型の入力データに,囲み文字(")が指定されていてもデータの入力ができます。なお,DAT形式の場合,データの入力はできません。
数データ型,日付データ型,日間隔データ型,時刻データ型,時間隔データ型,及び時刻印データ型の列の入力データ部の,半角空白及びタブを削除します。データがすべて半角空白又はタブの場合については,「5.9 データロード時のナル値,及び既定値」を参照してください。
encloseオペランドに指定した文字を囲み文字として扱います。
囲み文字を2個連続して記述すると,1個のデータとして扱います。なお,この規則は,マルチバイトコードも同様です。そのため,外字に割り当てたコードなどが囲み文字と一致した場合,不当に入力データエラーと扱われることがあります。この場合,囲み文字を変更する必要があります。
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