ff,fv,又はvvを指定します。
elmtypeオペランドを省略した場合,DAT形式ファイル,及び固定長データ形式ファイルのときはFF形式,バイナリ形式ファイルのときはVV形式となります。
配列データ形式については,「5.5.4 繰返し列を含む表の配列データ形式」を参照してください。
- ff
- FF形式(Fixed field Fixed element)です。
- 入力データ中に実要素数(入力データファイル中に指定した有効な要素数)は指定しないで,要素データを常に一定個数指定します。
- <適用基準>
- FF形式は,入力データ中に実要素数を指定しないで繰返し列へデータを格納したい場合に有効です。
- <規則>
- 入力データに指定する要素データの数は,表定義で指定した要素数と同じか,又はそれ以下にしてください。
- FF形式は,次に示す入力データ形式に対して指定できます。
・DAT形式
・バイナリ形式
・固定長データ形式
- 指定した要素データをデータベースに格納するかどうかは,次の条件を満たす場合にユティリティが決定します。
・指定されたデータがナル値かどうか
・ナル値の取り扱いの指定内容
- fv
- FV形式(Fixed field Variable element)です。
- 入力データ中に要素データとともに実要素数を指定します。ただし,入力データには,表定義,又は列構成情報ファイル,ナル値・関数情報ファイルで指定した要素数分の要素データを常に指定する必要があります。
- <適用基準>
- FV形式は,固定長でデータを処理できるため,UAPでデータを作成,加工しやすくなりますが,ファイル容量が大きくなります。
- <規則>
- FV形式は,次に示す入力データ形式に対して指定できます。
・バイナリ形式
・固定長データ形式
- FV形式は入力データを固定長データ型で指定する形式のため,可変長データ型(VARCHAR,MVARCHAR,NVARCHAR)の場合には,各要素データの先頭に有効データ長を指定します。さらに,有効データ以降は,表の定義長までの部分を任意のデータで埋め字を設定し,常に表の定義長分の長さで指定する必要があります。
- vv
- VV形式(Variable field Variable element)です。
- 入力データ中に要素データとともに実要素数を指定します。要素データを実要素数分だけ指定します。
- <適用基準>
- VV形式は,指定するデータは最小の長さでよいため,FV形式よりファイル容量を小さくできます。ただし,実要素数分のデータしか用意しないため,FF形式やFV形式に比べてUAPでデータを加工しにくくなります。
- <規則>
- 可変長データ型の場合には,各要素データの先頭に指定した有効データ長分のデータだけ指定します。
- VV形式は,次に示す入力データ形式に対して指定できます。
・DAT形式
・バイナリ形式
上記の配列データ形式は,指定する単位によって次のどれかのファイルに指定します。
指定する単位 |
指定するファイル |
内容 |
表単位 |
制御情報ファイル |
array文のelmtypeオペランドで指定します。 |
列単位 |
DAT形式,又は固定長形式 |
列構成情報ファイル |
elmtypeオペランドで指定します。 |
バイナリ形式 |
ナル値・関数情報ファイル |
elmtypeオペランドで指定します。 |
〜《c》
配列データ形式にFFを指定した場合に,ある要素から指定要素の最後まですべてにナル値を指定した場合のナル値格納の扱いを指定します。
FF形式以外の場合に指定しても無視します。
ナル値オプションには,次のどちらかを指定します。
- c:該当する要素に何も格納しません。
- e:該当する要素にナル値を格納します。
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