スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
pdstjsync(統計ログファイルへの統計ログバッファの反映)
機能
統計ログバッファに保存されている統計情報(統計ログレコード)を統計ログファイルに出力します。
実行者
HiRDB管理者が実行できます。
形式
pdstjsync 〔-m〕 |
オプション
統計ログバッファに保存されている統計情報を統計ログファイルに出力します。
また,現在取得中のシステムの稼働に関する統計情報を統計ログバッファに出力し,その延長で統計ログファイルに出力します。
統計ログバッファに保存されている統計情報を統計ログファイルに出力します。
なお,現在取得中のシステムの稼働に関する統計情報は,統計ログバッファに出力されません。統計ログファイルにも出力されません。
オプション指定なしの場合と,-mオプションを指定した場合の処理の違いを次に示します。
統計情報の条件 | HiRDBの処理 | |
---|---|---|
オプション指定なしの場合 | -mオプションを指定した場合 | |
統計ログバッファに保存されている統計情報の扱い | 統計ログバッファに保存されている統計情報を統計ログファイルに出力します。 | |
現在取得中のシステムの稼働に関する統計情報の扱い | 現在取得中のシステムの稼働に関する統計情報を統計ログバッファに出力し,その延長で統計ログファイルに出力します。 | 現在取得中のシステムの稼働に関する統計情報は,統計ログバッファに出力されません。統計ログファイルにも出力されません。 |
通常,システムの稼働に関する統計情報は,pdstbeginコマンドの-mオプションに指定した間隔で統計ログバッファに出力されます。例えば,pdstbeginコマンドの-mオプションに60分を指定した場合,60分ごとにシステムの稼働に関する統計情報が統計ログバッファに出力されます。
オプション指定なしのpdstjsyncコマンドを実行すると,この間隔とは別にシステムの稼働に関する統計情報を統計ログバッファに出力し,その延長で統計ログファイルに出力します。
-mオプションを指定してpdstjsyncコマンドを実行すると,システムの稼働に関する統計情報は統計ログバッファに出力されないため,統計ログファイルにも出力されません。この場合,pdstbeginコマンドの-mオプションに指定した間隔で統計ログバッファに出力されます。
システムの稼働に関する統計情報の統計ログファイルへの出力の仕組みを次の図に示します。なお,この図では,pdstbeginコマンドの-mオプションに60分を指定したとしています。
図2-7 システムの稼働に関する統計情報の統計ログファイルへの出力の仕組み
規則
図2-8 統計レコード出力タイミング,及び統計ログファイルへの出力タイミング
注意事項
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