スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(Windows(R)用)
pdfls(HiRDBファイルシステムの内容表示)
機能
HiRDBファイルシステム領域内のHiRDBファイルの内容を表示します。コマンド引数にHiRDBファイルシステム領域名だけを指定した場合には,指定したHiRDBファイルシステム領域内にあるすべてのHiRDBファイルについて出力します。HiRDBファイル名も指定した場合は,指定したHiRDBファイルについて出力します。
実行者
形式
pdfls {〔〔-H〕 〔-L|-S〕 〔-{t|u}〕〕 HiRDBファイルシステム領域名
〔\HiRDBファイル名〕
|〔-x〕 HiRDBファイルシステム領域名〔\HiRDBファイル名〕}
|
オプション
表示する情報にヘッダを付けて,HiRDBファイル名のアルファベット順に表示します。
HiRDBファイルの排他制御の状態を,HiRDBファイル名のアルファベット順に縦方向で表示します。
HiRDBファイルの分割格納状態(エクステントの状態)を,HiRDBファイル名のアルファベット順に縦方向で表示します。
- -t:
- HiRDBファイルシステム領域の内容を,更新クローズ日時が最新のものから順に表示します。
- 更新クローズ日時とは,ファイルオープン後1回以上書き込みをしたときの日時です。書き込みをしていないHiRDBファイルについては,ファイルの作成日時を更新クローズ日時とみなします。なお,RDエリアを構成するHiRDBファイルについては,更新クローズがあっても更新クローズ日時を利用しないことがあります。
- -u:
- HiRDBファイルシステム領域の内容を,クローズ日時が最新のものから順に表示します。
- クローズ日時は,オープン後1回以上書き込み,読み込みをしたときの日時です。書き込み,読み込みをしていないHiRDBファイルについては,ファイルの作成日時をクローズ日時とみなします。なお,RDエリアを構成するHiRDBファイルについては,クローズがあってもクローズ日時を利用しないことがあります。
-t又は-uオプションと,-H又は-Lオプションを同時に指定した場合は,-t又は-uオプションの指定が有効となります。
HiRDBファイル名だけをアルファベット順に横方向で表示したい場合に指定します。省略した場合,縦方向に表示します。
コマンド引数
- HiRDBファイルシステム領域名 〜<パス名>((165文字以内))
HiRDBファイルシステム領域名を指定します。
HiRDBファイル名を指定します。
規則
- pdflsコマンドは,HiRDBの稼働に関係なく実行できます。
- pdflsコマンドは,HiRDBファイルシステムがあるサーバマシンごとに実行してください。
- 共用RDエリアとして使用しているHiRDBファイルシステム領域に対して実行する場合,更新可能バックエンドサーバがあるサーバマシンから実行してください。
注意事項
- pdflsコマンド実行時のリターンコードは,0の場合は正常終了,-1の場合は異常終了となります。
出力形式
- ●-Hオプションを指定した場合
MODE UID GID RSIZE RNUM TIME FILE
aabbcc dd...d ee...e ffff gg...g hh...h ii...i
|
- [説明]
- aabbcc:システムが使用する情報(rwrw--固定)
- dd...d:
- HiRDBファイルを作成したOS上のユーザ名(9文字以内)
- ee...e:
- HiRDBファイルを作成したOS上のユーザが属するグループ名(9文字以内)
- 常に0が表示されます。
- ffff:
- レコード長(10進数4けた)
- gg...g:
- レコード数(10進数8けたで右詰め表示)
- hh...h:
- 更新クローズ日時
- 時:分 月 日 年(西暦)の形式で表示されます。
- 2005年1月7日(金)9時5分の場合の出力例を次に示します。
- 09:05 Jan 07 2005
- ii...i:
- HiRDBファイル名(30文字以内)
- ●-H及び-Lオプションを指定した場合
MODE UID GID PID L TIME FILE
aabbcc dd...d ee...e pp...p q hh...h ii...i
|
- [説明]
- aabbcc:システムが使用する情報(rwrw--固定)
- dd...d:
- HiRDBファイルを作成したOS上のユーザ名(9文字以内)
- ee...e:
- HiRDBファイルを作成したOS上のユーザが属するグループ名(9文字以内)
- 常に0が表示されます。
- pp...p:
- 排他を掛けているプロセスがある場合は*が,排他を掛けているプロセスがない場合は−が表示されます。
- q :
- 排他状態識別フラグ
- E :
- 排他が掛けられています。
- - :
- 排他は掛けられていません。
- hh...h:
- 更新クローズ日時
- 時:分 月 日 年(西暦)の形式で表示されます。
- 2005年1月7日(金)9時5分の場合の出力例を次に示します。
- 09:05 Jan 07 2005
- ii...i:
- HiRDBファイル名(30文字以内)
- ●-H及び-Sオプションを指定した場合
MODE UID GID RSIZE RNUM TIME FILE
aabbcc dd...d ee...e ffff gg...g hh...h ii...i
extent size jj...j
|
- [説明]
- aabbcc:システムが使用する情報(rwrw--固定)
- dd...d:
- HiRDBファイルを作成したOS上のユーザ名(9文字以内)
- ee...e:
- HiRDBファイルを作成したOS上のユーザが属するグループ名(9文字以内)
- 常に0が表示されます。
- ffff:
- レコード長(10進数4けた)
- gg...g:
- レコード数(10進数8けたで右詰め表示)
- hh...h:
- 更新クローズ日時
- 時:分 月 日 年(西暦)の形式で表示されます。
- 2005年1月7日(金)9時5分の場合の出力例を次に示します。
- 09:05 Jan 07 2005
- ii...i:
- HiRDBファイル名
- jj...j:
- HiRDBファイルの1エクステント当たりのレコード数。HiRDBファイルの1エクステントが複数ある場合,エクステントごとに表示されます。
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