スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(Windows(R)用)

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2.2.27 参照制約及び検査制約に関するオペランド

143) pd_constraint_name = LEADING | TRAILING
参照制約又は検査制約で,制約名の定義を制約定義の前後どちらにするかを指定します。
LEADING:制約名定義を制約定義の前に指定します(標準SQL仕様)。
TRAILING:制約名定義を制約定義の後に指定します(XDM/RD互換仕様)。

 

144) pd_check_pending = USE | NOUSE
参照制約又は検査制約で,検査保留状態(整合性が保証できなくなったデータの操作を制限している状態)を使用するかどうかを指定します。
USE:検査保留状態を使用します。
NOUSE:検査保留状態を使用しません。
《指定値の目安》
このオペランドにNOUSEを指定すると,データの整合性が保証されないことがあるため,通常はUSEを指定してください。データの整合性よりも処理性能を優先する場合は,NOUSEを指定してください。
《注意事項》
USEを指定,又は指定を省略した場合,PURGE TABLE文を実行時にディクショナリ表(資源種別:3005 種別名:DICT)に対して一時的にEXモードで排他を掛けます。また,データディクショナリ用RDエリア(資源種別:0001 種別名:RDAR)に対してトランザクションが終了するまでSUモードで排他を掛けます。
そのため,これらに排他を掛けるコマンド,又はユティリティと同時実行できないことがあります。PURGE TABLE文と同時実行できないことがあるコマンド,又はユティリティと条件を次に示します。
コマンドまたはユティリティ 条件
pdmod(データベース構成変更ユィリティ) ディクショナリ表の属性定義変更の場合
pdcopy(データベース複写ユティリティ) 以下の条件をすべて満たす場合
(a)-Mオプションにx,又はrを指定した場合
(b)複写対象にマスタディレクトリ用RDエリア,又はデータディクショナリ用RDエリアを含む場合
pdreginit(レジストリ機能初期設定ユティリティ) -kオプションにallを指定した場合
そのため,参照制約,又は検査制約を使用しない場合はNOUSEを指定してください。USEを指定,又は指定を省略した場合は,PURGE TABLE文と上記に示すコマンド,又はユティリティを同時実行しないようにしてください。