スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 解説(Windows(R)用)

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6.10.6 デッドロック

二つのトランザクションが二つ以上の資源を異なる順序で確保したことで,互いに相手が確保した資源の解放を待つ状態になって処理が進まなくなることをデッドロックといいます。デッドロックは,一般に参照のトランザクションと更新及び削除のトランザクションとの間で多く発生します。したがって,UAPのアクセス順序を変えると,デッドロックの発生頻度を低減できます。また,HiRDBの運用時にデッドロックが発生した場合,HiRDBはデッドロック情報を出力します。デッドロック情報は,サーバ内の複数トランザクション間に発生したデッドロックの情報です。デッドロックを防止する方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。