Hitachi

DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


3.9.1 データの抽出(SQLDirectオブジェクト)

SQLDirectオブジェクトを使った抽出のオブジェクトの流れとプロパティとメソッドの実行手順を図3-7に示します。

図3‒7 SQLDirectオブジェクトを使った抽出のオブジェクトの流れとプロパティとメソッドの実行手順

[図データ]

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) SQLDirectオブジェクトを使ってデータを抽出する手順

SQLDirectオブジェクトを使ってデータを抽出する手順を次に示します。

  1. SQLDirect.SQLTextプロパティに,データを抽出するSQL文を記述します。

  2. SQLDirect.Executeメソッドで,SQL文を実行します。SQL文を実行した結果は,次に示す方法で確認できます。

    • Select文の実行結果:Resultオブジェクトを使って取得します。

    • Select文以外の実行結果:戻り値で返ります。

    SQLDirect.SQLTextプロパティに更新処理(SQL文のUpdate文,Insert文,Delete文)を記述してあるときは,次に示すプロパティの値を参照できます。

    • SQLDirect.ExecutedRowCountプロパティ:サーバプログラムが更新した行数。

  3. Resultオブジェクトで,抽出データを処理します。Resultオブジェクトの使い方については,「3.7 抽出データの管理(Resultオブジェクト)」を参照してください。