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DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


1.4.3 CommuniNet接続の概要

CommuniNet接続でデータベースにアクセスするときは,DBPARTNER2 ClientのPCにCommuniNetが必要です。

DBPARTNER2 ClientのActiveXコントロールでCommuniNet接続を使うときに必要なプログラムを次に示します。

さらに,上記のCommuniNetが稼働するために必要なソフトウェアがあります。CommuniNetに関連する製品については,CommuniNetの該当するマニュアルを参照してください。

〈この項の構成〉

(1) CommuniNet接続でアクセスできるデータベース

CommuniNet接続でアクセスできるデータベースを表1-6に示します。

表1‒6 CommuniNet接続でアクセスできるデータベース

サーバのOS

サーバプログラム

アクセスできるデータベース

VOS3

HOAPDBS E2

XDM/RD E2,XDM/SD E2

ACE3 E3

PDMII E2,RDB1,ACE3ユーザファイル

VOSK

HOAPDBS/PC

RDB編成ファイル,VOSKスプールファイル

VOS1

DBPARTNER/Link

PDMII E2,ACE3ユーザファイル,VOS1スプールファイル

(2) DBPARTNER2 Clientが稼働する環境(CommuniNet接続)

DBPARTNER2 ClientのクライアントPCに必要なソフトウェア,サーバ側で必要なソフトウェアの関係を表1-7に示します。

表1‒7 DBPARTNER2 Clientが稼働する環境(CommuniNet接続)

データベース

サーバプログラム

クライアントPC側の環境

VOS3 XDM/RD E2

HOAPDBS E2

CommuniNet,

CommuniNet Extension

VOS3 XDM/SD E2

VOS3 PDMII E2

ACE3 E3

VOS3 RDB1

VOS3 ACE3ユーザファイル

VOSK RDB編成ファイル

HOAPDBS/PC

VOSKスプールファイル

VOS1 PDMII E2

DBPARTNER/Link

VOS1 ACE3ユーザファイル

VOS1スプールファイル

(3) アクセスするデータベースの制限

CommuniNet接続のときには,DBPARTNER2 Clientからアクセスするデータベースによって,使える機能に制限があります。データベースごとの制限については,「8. CommuniNet接続を使うときの参照情報」の説明を参照してください。

(4) 使えるデータベースと表の数

1回のデータ抽出処理で処理対象にできるデータベースの個数は1個です。つまり,複数のデータベースから同時にデータを抽出できません。

1個のデータベースから使える表の最大数は,データベースによって異なります。また,権限によって処理対象にならない表があります。権限については,システム管理者に確認してください。

(5) データの形式

DBPARTNER2 Clientで扱える形式のデータを表1-8に示します。データの形式については,「付録C DBPARTNER2 Clientが扱うデータの形式」を参照してください。

表1‒8 転送時のデータ形式

形式

拡張子

出力先

利用できるソフトウェア

ファイル

クリップボード

CSV形式

.csv

×

表計算ソフト

DAT形式

.dat

×

表計算ソフト

TEXT形式

.txt

表計算ソフト

XLS形式

.xls

表計算ソフト(Excel)

XLSB形式

.xlsb

×

表計算ソフト(Excel 2007以降)

XLSX形式

.xlsx

×

表計算ソフト(Excel 2007以降)

(凡例)

○:出力できます。

×:出力できません。