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DBPARTNER2 Client プログラマーズガイド


1.4.2 ODBCドライバの概要

ODBC接続でデータベースにアクセスする場合は,それに対応するODBCドライバ(DBPARTNER ODBC Driver)を用意する必要があります。

DBPARTNER2 Clientで同梱しているDBPARTNER ODBC Driverでは,次に示すODBCドライバを提供しています。

それぞれのODBCドライバは,アクセスするデータベースによって使い分けます。

DBPARTNER ODBC DriverのほかにDBPARTNER2 Clientで接続を確認しているODBCドライバを次に示します。

〈この項の構成〉

(1) ODBCドライバを使ってアクセスできるデータベース

DBPARTNER2 ClientのODBCドライバを使ってアクセスできるデータベースを表1-3に示します。

表1‒3 DABrokerドライバ(DBPARTNER/Serverドライバ)の場合

サーバプログラム

アクセスできるデータベース

DABroker

HiRDB

Oracle

Microsoft SQL Server

Sybase Adaptive Server Anywhere

VOS3 XDM/RD E2

VOS3 XDM/SD E2

VOS1 RDB1 E2

VOSK RDB編成ファイル

Database Connection Server

VOS3 XDM/RD E2

VOS3 XDM/SD E2

VOS1 PDMII E2

VOSK RDB編成ファイル

VOSK スプールファイル

注※

HiRDBのデータベース管理で扱えるデータは,接続するサーバプログラムによって決まります。

(2) DBPARTNER2 Clientが稼働する環境(ODBC接続)

DBPARTNER2 ClientのクライアントPCに必要なソフトウェアとドライバ,サーバ側で必要なソフトウェアの関係を表1-4に示します。

表1‒4 DBPARTNER2 Clientが稼働する環境(ODBC接続)

データベース

サーバプログラム

ODBCドライバ

クライアントPC側の環境

HiRDB

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Oracle

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Microsoft SQL Server,

Sybase Adaptive Server Anywhere

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

VOS3 XDM/RD E2

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Database Connection Server

VOS3 XDM/SD E2

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Database Connection Server

VOS1 RDB1 E2

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Database Connection Server

VOS1 PDMII E2

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Database Connection Server

VOSK RDB編成ファイル

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Database Connection Server

VOSK スプールファイル

DABroker

DABrokerドライバ

(DBPARTNER/Serverドライバ)

Database Connection Server

注※

メインフレーム系データベースにアクセスするときは,RDA Link for Gateway,又はDatabase Connection Serverが必要です。DABrokerに必要なソフトウェアについては,マニュアル「DABroker」を参照してください。

(3) 使えるデータベースと表の数

1回のデータ抽出処理で処理対象にできるデータベースの個数は1個です。つまり,複数のデータベースから同時にデータを抽出できません。

1個のデータベースから使える表の最大数は,データベースによって異なります。また,権限によって処理対象にならない表があります。権限については,システム管理者に確認してください。

(4) データの形式

DBPARTNER2 Clientで扱える形式のデータを表1-5に示します。データの形式については,「付録C DBPARTNER2 Clientが扱うデータの形式」を参照してください。

表1‒5 転送時のデータ形式

形式

拡張子

出力先

利用できるソフトウェア

ファイル

クリップボード

CSV形式

.csv

×

表計算ソフト

DAT形式

.dat

×

表計算ソフト

TEXT形式

.txt

表計算ソフト

XLS形式

.xls

表計算ソフト(Excel)

XLSB形式

.xlsb

×

表計算ソフト(Excel 2007以降)

XLSX形式

.xlsx

×

表計算ソフト(Excel 2007以降)

(凡例)

○:出力できます。

×:出力できません。