8.1.4 更新処理の規則
更新処理の規則について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 連携先と更新できる列の属性と定義長
特定の列属性のデータは,連携先に抽出する過程で更新できない状態になります。連携先と列属性の制限と定義長を表8-6に示します。
DBPARTNERの列属性 |
[データ表示]ウィンドウ, Excel 65536行対応 |
Excel |
|
---|---|---|---|
SINGLE |
SINGLE以外 |
||
CHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
NUMERIC |
○ |
○ |
○ |
DECIMAL |
○ |
○ |
○ |
INTEGER |
○ |
○ |
○ |
SMALLINT |
○ |
○ |
○ |
FLOAT |
○ |
○ |
○ |
REAL |
○ |
○ |
○ |
DOUBLE |
○ |
○ |
○ |
DATE |
○ |
○ |
○ |
TIME |
○ |
○ |
○ |
TIMESTAMP |
○ |
○ |
○ |
VARCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
LONG VARCHAR |
○※1(255バイト以下) |
○※1(4096バイト以下) |
○※1(255バイト以下) |
BINARY |
○(2048バイト以下) |
○(2048バイト以下) |
○(127バイト以下) |
VARBINARY |
× |
× |
× |
LONG VARBINARY |
× |
○※2 |
× |
BIGINT |
○ |
○ |
○ |
TINYINT |
○ |
○ |
○ |
BIT |
○ |
○ |
○ |
NCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
NVARCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
LONG NVARCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
MCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
MVARCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
LONG MVARCHAR |
○(255バイト以下) |
○(4096バイト以下) |
○(255バイト以下) |
UNSIGNED_NUMERIC |
○ |
○ |
○ |
(2) 列の定義長の制限
定義長が4096バイトを超える列は更新できません。
(3) データベースごとの制限
-
VOS1 RDB1 E2
NCHAR,NVARCHAR,MCHAR,MVARCHARのデータを更新するときは,接続先定義ファイルのUPDUNITパラメタでBLOCKは使用できません。
-
ORACLE
表名/列名の変更はできません。
-
SQL Server
表名/列名の変更はできません。
(4) LONG VARBINARY属性の規則
-
LONG VARBINARY属性の列はバイナリデータとして抽出,更新ができます。
-
データ表示ウィンドウと連携する場合だけ,抽出,更新ができます。
-
抽出した,LONG VARBINARY属性のデータは一時ファイルに出力します。
-
LONG VARBINARY属性の列は更新条件になりません。LONG VARBINARY属性の列だけを抽出した場合,更新はできません。
-
接続先定義ファイルのUPDINITパラメタにSINGLEを指定した場合,LONG VARBINARY属性の列を更新することはできません。
-
LONG VARBINARY属性のデータを抽出するときは,列選択が必要となります。列選択されていない場合はエラーになります。
(5) UPDUNIT = ROWIDでの更新の規則
接続先定義ファイルでUPDUNIT = ROWIDを使用した更新(変更,削除)を実行できるのは,次に示すデータベースの場合だけです。
-
HiRDB
-
VOS3 XDM/RD
-
VOSK RDB編成ファイル
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ORACLE
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VOS1 PDM II E2
-
VOS1 RDB1 E2