8.1.3 条件を設定するときの規則
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表結合(LEFT OUTER JOIN)は,SQLGetInfoでSQL_OUTER_JOINSが'N'以外で返された場合だけ抽出ができます。'N'の場合は,抽出実行時にエラーになります。
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VARBINARY,LONG VARBINARYの列には列と列の比較以外の条件は設定できません。
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VOS3 XDM/SD E2を使用する場合は,表結合条件を設定するとエラーになります。
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VOSKスプールファイルを使用する場合は,抽出条件の設定,抽出データの件数確認は使えません。
- 〈この項の構成〉
(1) 列と定数の比較条件の規則
列と定数の比較は,列属性によっては使用できない定数があります。列属性と使用できる定数の組み合わせを表8-2に示します。
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VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,演算子の'<>'を設定するとエラーになります。
(2) NULL条件の規則
VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,NULL条件を設定するとエラーになります。
(3) IN条件の規則
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定数の設定規則は,「表8-2 列属性と使用する定数(ODBC)」に従ってください。
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定数は,255個まで設定できます。
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VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,IN条件を設定するとエラーになります。
(4) LIKE条件の規則
LIKE条件が設定できる列属性を次に示します。
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CHAR,VARCHAR,LONG VARCHAR,NCHAR,NVARCHAR,LONG NVARCHAR,MCHAR,MVARCHAR,LONG MVARCHAR
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VOS3 XDM/SD E2又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,LIKE条件を設定するとエラーになります。
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列と文字パターン(定数)の規則は,「表8-2 列属性と使用する定数(ODBC)」に従ってください。
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・'_','%'は,指定できる定数に応じて,全角又は半角を使用してください。
使用する定数
文字種別
文字
半角文字の'_','%'
日本語文字
全角文字の'_','%'
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文字パターンの指定方法を表8-3に示します。
(5) BETWEEN条件の規則
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列と定数の規則は,「表8-2 列属性と使用する定数(ODBC)」に従ってください。
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VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,BETWEEN条件を設定するとエラーになります。
(6) 列と列の比較条件の規則
列と列の比較は,列属性によっては使用できない組み合わせがあります。比較できる列属性の組み合わせを表8-4に示します。
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VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,演算子の'<>'を設定するとエラーになります。
(7) 列演算条件の規則
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演算は,各辺の「+」,「−」,「*」,「/」,又は「(」,「)」の総和が64個まで指定できます。
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四則演算で除算子(/)の後ろに0は指定できません。
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演算子(*,+,/,−)の合計は255までです。
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演算を指定できる定数を次に示します。
整数,10進数,浮動小数点
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演算を指定できる列属性を次に示します。
NUMERIC,UNSIGNED_NUMERIC,DECIMAL,SMALLINT,INTEGER,REAL,FLOAT,BIT,TINYINT,BIGINT,DOUBLE
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列と定数を比較するときは,「表8-2 列属性と使用する定数(ODBC)」に従ってください。
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VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,列演算条件を設定するとエラーになります。
(8) 条件関連の規則
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NOT,AND及びORを組み合わせて,255個まで指定できます。
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括弧,NOT,AND及びORの優先順位は,括弧>NOT>AND>ORです。
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括弧,NOT,AND及びORは,すべて半角文字で指定してください。
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NOT,AND及びORの前後には空白を入力してください。
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VOS3 XDM/SD E2,又はVOS1 PDM II E2を使用する場合は,NOTを設定するとエラーになります。
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VOS1 PDM II E2を使用する場合は,括弧を設定すると,エラーになります。
(9) 件数確認の規則
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VOS3 XDM/SD E2を使用する場合は件数確認を設定するとエラーになります。
(10) 各条件で指定する定数の規則
各条件で指定する定数の規則を表8-5に示します。
- (凡例)
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△:半角の空白