4.2.3 表選択時の絞り込み
[表選択]ダイアログボックスに表示された表の一覧から,表を選択するときに条件を付けて絞り込めます。表を選択する操作(抽出,見出し辞書)で使えます。
条件は,表の「所有者名」「表名」それぞれに設定できます。ワイルドカード(所有者名,表名で条件文字列以外の部分)には半角文字の「*」及び「?」を使用します。
また,次の文字パターンで表を絞り込めます。
前方一致(例:ABC*):文字列の先頭がABCで以降は任意の文字
後方一致(例:*ABC):文字列の最後がABCで以前は任意の文字
部分一致(例:?ABC?):5文字の文字列のうち,2〜4文字目がABC
- 〈この項の構成〉
(1) [表の絞り込み条件設定]ダイアログボックス
表を絞り込む操作で使う[表の絞り込み条件設定]ダイアログボックスを次に示します。
- タイトルバー
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「表の絞り込み条件設定」と表示されます。
- [所有者(C)]
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所有者に対する絞り込み条件を指定します。今までに指定した条件(接続先に関係なく)のうち,最新の5個※が表示されます。
- [表名(T)]
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表名に対する絞り込み条件を指定します。今までに指定した条件(接続先に関係なく)のうち,最新の5個※が表示されます。
- [英大小文字同一視(D)]
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英字の大文字と小文字を区別するかどうかを指定します。
- [OK]ボタン
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設定した絞り込み条件で表を検索します。検索が終わると,[表選択]ダイアログボックスに戻り,条件に該当する表を表示します。
- [キャンセル]ボタン
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絞り込みの条件の設定を無効にして,[表選択]ダイアログボックスに戻ります。
- [ヘルプ(H)]ボタン
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ヘルプウィンドウを表示します。
注※ 情報ファイルに表示数を設定すると,30まで拡張できます。
(2) 操作
表を絞り込む操作について説明します。
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[DBPARTNER2]ウィンドウの[表名(T)...]ボタンをクリックします。
[表選択]ダイアログボックスが表示されて,表一覧に表が表示されます。
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[絞り込み(F)...]ボタンをクリックします。
[表の絞り込み条件設定]ダイアログボックスが表示されます。
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絞り込む条件を設定します。
所有者,表名のそれぞれに,前方一致,後方一致,部分一致,中間一致のどれかの条件を設定します。「*」「?」以外の部分が一致させる文字列です。
(例)
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所有者が「U」で始まる表を絞り込む場合,[所有者(C):]に「U*」を設定する
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表名の1〜3文字が「仕入れ」で4文字目が分からない表を絞り込む場合,[表名(T):]に「仕入れ?」を設定する
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英字の大文字と小文字を区別しない場合は,「英大小文字同一視」をクリックする
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[OK]ボタンをクリックします。
[表選択]ダイアログボックスが表示されます。条件に合った表名だけが一覧に表示されます。
再度,絞り込みをする場合,前回絞り込んだ表を対象にするのではなく,1.で表示された表を絞り込み対象とします。
- 補足
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再度絞り込みをする場合,既に選択されている表はそのまま残ります。
(3) 規則と注意
(a) 条件に指定できる文字
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使える文字は,全角文字,半角文字です。
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絞り込み条件の文字列の前後に指定された空白は無視されます。
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「*」「?」はワイルドカードとして扱われるため,絞り込む条件に指定できません。
(b) 指定できる長さ
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条件に指定できる長さは,254バイトです。
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(所有者名※+表名※)の最大が,254バイトです。
注※ 前後に空白が設定されている場合はその空白を省いた文字数です。
(c) 絞り込み対象
データベースに表ヘッダがある表に対しては表ヘッダで,表ヘッダがない表に対しては表名で絞り込まれます。見出し辞書を使っている場合は,見出し辞書に登録している表見出しで絞り込まれます。
(d) VOS3 ACE3ユーザファイル,VOS1 ACE3ユーザファイルの場合
表名の後ろに「/F」が付加されている場合,「/F」も表名として扱われます。
(e) 「所有者がない表」を絞り込み条件にしたい場合
所有者には文字を入力しないで絞り込みを実行すると所有者がない表が表示されます。
(f) [詳細表示]をチェックしている場合
[表一覧表示方法の設定]ダイアログボックスで"所有者"を"非表示"にした場合は,[所有者]での絞り込みはできません。
(g) VOS1スプールファイル,VOSKスプールファイルの場合
表の絞り込みはできません。
(h) VOSK RDB編成ファイルの場合
所有者に対する絞り込み条件に完全一致,後方一致は設定できません。