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DBPARTNER2 Client 操作ガイド


2.5.2 情報ファイルに指定できる項目

情報ファイルに指定できる項目を表2-5に示します。

表2‒5  情報ファイルに指定できる項目

指定できる項目

セクション名

データ抽出時のキャンセル処理に関する設定(ODBC接続でだけ有効)

ODBCで接続されているサーバからデータを抽出中に[キャンセル]ボタンをクリックすると,[キャンセル]ボタンをクリックするまでに処理したデータを出力できます。

Expand

データ抽出に関する設定

サーバからデータを抽出するときに,表結合の状態を調べたり,抽出件数の最大値を設定したりします。

SelectOption

表一覧情報の絞り込みに関する設定

サーバから表一覧情報を取得するときに,表名を条件として情報を絞り込めます。

Filter

メニューの活性/非活性に関する設定

DBPARTNER2の特定のメニューを強制的に非活性にできます。

MenuView

[表設定]ダイアログボックスに表示させる表の表属性に関する設定

指定した表属性を持つ表だけを,[表設定]ダイアログボックスに表示できます。

TableList

[オプション設定]ダイアログボックスに関する設定

[オプション設定]ダイアログボックスに設定する値を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

Options

[接続先設定]ダイアログボックスに関する設定

[接続先設定]ダイアログボックスに設定する値を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

Connect

列選択をした状態での更新に関する設定

列選択をした状態での更新に関するオプションを,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

UpdateOption

特定のメッセージ表示に関する設定

メッセージの表示の有無を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

MessageOption

メッセージファイル出力に関する設定

メッセージファイル出力の有無を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

MSGTrace

データベースの格納に関する設定

データベースの格納に関する設定を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

DatabaseSave

[データ表示]ウィンドウに関する設定

[データ表示]ウィンドウを起動時に表示する有無を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

ExecOption

手順ファイルに関する設定

手順ファイル実行時,又は作成時に関する設定を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

CatalogOption

[登録表一覧]に表示する接続先名に関する設定

[見出し選択]ダイアログボックスの[登録表一覧]ウィンドウに表示する接続先名称が設定できます。

DicFilter

〈この項の構成〉

(1) データ抽出時のキャンセル処理に関する設定(ODBC接続でだけ有効)−Expandセクション

ODBCで接続されているサーバからデータを抽出中に[キャンセル]ボタンをクリックすると,[キャンセル]ボタンをクリックするまでに処理したデータを出力できます。

次の斜体文字で示す文字列の2行を,情報ファイルに記述します。

[Expand]

SelectStop=EFFECTIVE

(2) データ抽出に関する設定−SelectOptionセクション

サーバからデータを抽出するときに,表結合の状態を調べたり,抽出件数の最大値を設定したりします。各パラメタは手順ファイルの参照・実行時にも有効となります。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[SelectOption]

JoinCheck = {INDEXCHECK | INDEXNOCHECK}

CountLimit = 1〜999999999

MaxDataCnt = 1〜 999999999

CntCheckTime = hh:mm(開始時刻) , hh:mm(終了時刻)

WarningSelectMsg = {YES | NO}

MaxCell = 512 〜 999999999

WarningCell = 512 〜 999999999

DuplicateClm = { YES | NO }

(a) JoinCheck = { INDEXNOCHECK | INDEXCHECK }

表を複数選択して抽出する場合の表結合の状態を調べ,結合条件がない場合は警告メッセージを表示します。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

INDEXNOCHECK

「表A.列A1=表B.列B1」の条件がない場合,メッセージを表示する。

INDEXCHECK

INDEXNOCHECKでのチェックに加え,列A1又は列B1の少なくともどちらかにインデクスがない場合,メッセージを表示する。

(例)

表結合の状態を調べ,結合した表のどちらかにインデクスがない場合,メッセージを表示させる。

[SelectOption]
JoinCheck = INDEXCHECK

(b) CountLimit = 1〜999999999

[DBPARTNER2]ウィンドウの[件数制限]で設定する値の最大値を指定します。ここで指定した値より大きな値を[件数制限]で設定した場合,抽出処理をエラーにします。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

(例)

[DBPARTNER2]ウィンドウの[件数制限]で設定する値の最大値として500を設定する。

[SelectOption]
CountLimit = 500

(c) MaxDataCnt = 1〜999999999

[DBPARTNER2]ウィンドウの[件数表示]に関係なく,常に件数を表示し,指定した件数以上の抽出を中止します。値が正しく設定されていない場合はエラーとなり,DBPARTNER2を終了させます。このパラメタを省略すると,抽出件数はチェックされません。また,転送先がデータベースのときや,データ確認時にもチェックされません。

(例)

DBPARTNER2での抽出件数の上限値を10000に設定する。

[SelectOption]
MaxDataCnt = 10000

(d) CntCheckTime = hh : mm(開始時刻) , hh : mm(終了時刻)

(c)のパラメタMaxDataCntを適用する時間帯を指定します。開始時刻と終了時刻の対で指定します。指定した時間帯の間はMaxDataCntが有効になります。指定した形式が誤っているか,範囲外の時刻が設定されている場合はエラーとなり,DBPARTNER2を終了させます。このパラメタはMaxDataCntパラメタ指定時に有効となります。パラメタの値を省略すると,時刻に関係なくMaxDataCntが有効となります。

時刻の形式 hh : mm(hh:00〜23,mm:00〜59)

(例)

MaxDataCntが適用される時間帯を9時から17時とする。

[SelectOption]
MaxDataCnt = 10000
CntCheckTime = 09:00 , 17:00

(e) WarningSelectMsg = { YES | NO }

(c)のパラメタMaxDataCntが表示するメッセージを選択します。値が正しく設定されていない場合はエラーとなり,DBPARTNER2を終了させます。このパラメタを省略すると,NOが仮定されます。

YES:抽出処理を続行する/しないを選択する,警告メッセージを表示します。

NO :抽出処理を中止する警告メッセージを表示します。

(例)

MaxDataCntが表示するメッセージを「抽出処理を続行する/しない」の警告メッセージとする。

[SelectOption]
MaxDataCnt = 10000
WarningSelectMsg = YES

(f) MaxCell = 512〜999999999

抽出するデータの総セル数の上限値を設定します。[件数表示]のチェックに関係なく件数を確認して総セル数が上限値を超えるときはエラーメッセージを表示します。総セル数を求める式を次に示します。

総セル数 = 抽出件数×抽出列数

値が正しく設定されていない場合はエラーとなってDBPARTNER2を終了させます。このデータを省略,又は転送先がデータ確認のときはセル数をチェックしません。WarningCellも指定するときは,WarningCellの値より大きい値を指定してください。

(例)

抽出セル数を15000に設定する。

[SelectOption]
MaxCell = 15000

(g) WarningCell = 512 〜 999999999

抽出するデータの総セル数の上限値を設定します。[件数表示]のチェックに関係なく件数を確認して総セル数が上限値を超えるときは警告メッセージを表示します。総セル数を求める式を次に示します。

総セル数 = 抽出件数×抽出列数

値が正しく設定されていない場合はエラーとなってDBPARTNER2を終了させます。このデータを省略,又は転送先がデータ確認のときはセル数をチェックしません。

(例)

抽出セル数として10000を指定する。

[SelectOption]
MaxCell = 15000
WarningCell = 10000

(h) DuplicateClm = { YES | NO }

サーバプログラムがVOS3 ACE3 E3又はVOS1 DBPARTNER/Linkの場合に,実列名が同一の列を含む表を使用する場合はYESを指定してください。値が正しく設定されてない場合はエラーになってDBPARTNER2を終了させます。このパラメタを省略すると,NOが仮定されます。

YES:実列名が同一の列を含む表を使用します。

NO :実列名が同一の列を含む表は使用しません。

(例)

実列名が同一の列を含む表を使用することを宣言する。

[SelectOption]
DuplicateClm = YES

(3) 表一覧情報の絞り込みに関する設定−Filterセクション

サーバから表一覧情報を取得するときに,表名を条件として情報を絞り込めます。サーバ側に定義されている表数が多いため,目的の表の情報を取得できない場合などに使います。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[Filter]

TBLName1=条件式1

TBLName2=条件式2

TBLName100=条件式3

Filterの指定は,TBLNameX(Xは1〜100までの整数)に絞り込み条件式を指定します。絞り込み条件式の記述方法については,「4.2.3 表選択時の絞り込み」を参照してください。

複数の条件を指定した場合は,どれかの条件に一致した表名の情報を得ることができます。

絞り込み条件式を指定するTBLNameの番号からは1から始まる連番を使ってください。番号の重複や欠落がある場合は正常に動作しません。

(例)二つの絞り込み条件式を指定する場合

条件は,ユーザ「ABC」が作成した表で「一覧」という文字で終わる表名の情報,及び,ユーザ「XYZ」が作成したすべての表の情報です。

[Filter]
TBLName1=ABC.*一覧
TBLName2=XYZ.*

(4) メニューの活性/非活性に関する設定−MenuViewセクション

DBPARTNER2の特定のメニューを強制的に非活性にできます。予約/保存機能は使いたいが,表の定義機能はユーザに公開したくないときに使います。

非活性にできるメニューを次に示します。

この機能は,情報ファイルのMenuViewで指定します。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[MenuView]

Create_Table=Hide又はNormal

Delete_Table=Hide又はNormal

Alter_Table=Hide又はNormal

MenuViewの指定は,メニューごとにHide(非活性)/Normal(インストール時の設定)を指定します。各メニューの対応を次に示します。

Create_Table−−−[表定義・更新(C)...]

Delete_Table−−−[表削除(D)...]

Alter_Table−−−[表名・列名変更(A)...]

(例)

[表削除(D)...]だけを非活性にする場合

[MenuView]
Create_Table=Normal
Delete_Table=Hide
Alter_Table=Normal

(5) [表設定]ダイアログボックスに表示させる表の表属性に関する設定−TableListセクション

指定した表属性を持つ表だけを,[表設定]ダイアログボックスに表示できます。

次に示す斜体文字の文字列を情報ファイルに記述します。

[TableList]

TableType = "'表属性'[,'表属性',…]"

FilterHistoryNum = 5〜30

TableTypeの指定は,[表設定]ダイアログボックスに表示させる表の表属性を指定します。256バイトまでの文字列を指定してください。257バイト以降の文字列は無視されます。

表属性には,「TABLE」,「VIEW」,「SYSTEM TABLE」,「GLOBAL TEMPORARY」,「LOCAL TEMPORARY」,「ALIAS」,「SYNONYM」などがあります。値が正しく設定されていない場合は,データベースアクセス時にエラーメッセージを表示します。

FilterHistoryNumの指定は,[表の絞り込み条件設定画面]で表示する履歴の数を指定してください。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

(例)

'TABLE','VIEW','SYSTEM TABLE' の表属性のどれかを持ち,[表の絞り込み条件設定画面]で表示する履歴の数を20と指定した表だけを[表設定]ダイアログボックスに表示させる場合

[TableList]
TableType = "'TABLE','VIEW','SYSTEM TABLE'"
FilterHistoryNum = 20

(6) [オプション設定]ダイアログボックスに関する設定−Optionsセクション

[オプション設定]ダイアログボックスに設定する値を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。情報ファイルで設定した値は,[オプション設定]ダイアログボックスで表示が非活性になり,操作できなくなります。このため,DBPARTNER2を使った業務を実行しているグループ内で同じ情報ファイルを使えば,動作環境を統一できます。

次に示す斜体文字の文字列を情報ファイルに記述します。

[Options]

Wait = 0〜999

WaitLimit = 1〜999

Value = {YES/NO}

ValueOrder = {SORT/NOSORT}

TableList = {NOSAVE/SAVE}

TableOrder ={SORT/NOSORT}

Dictionary ={PC/PC+DB}

DictUsed = {YES/NO}

DataChk = {YES/NO}

DataCnt = 1〜32767

VieApp1 = 完全ファイル名

TrnsFile = {完全ファイル名/NO}

TrnsDef = {START/EVERY}

DicDirectory = 絶対パス

ViewMode = {Normal/Detail}

TrmOverWrite = {YES/NO}

FuncHead = {YES/NO}

Display = {YES/NO}

(a) Wait = 0〜999

[抽出時間の上限]チェックと[抽出時間]テキストに設定する値(分)を指定します。値を指定すると,二つのコントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

0:[抽出時間の上限]のチェックを解除します。

1〜999:[抽出時間の上限]をチェックし,指定した値が[抽出時間]テキストに設定されます。

(例)

抽出時間の上限を60分に設定します。

[Options]
Wait = 60

(b) WaitLimit = 1〜999

[抽出時間の上限]チェックで使う[抽出時間]テキストで設定できる最大値を分で指定します。ここで指定した値より大きな値が設定された場合は,[オプション設定]ダイアログボックスの[OK]ボタンを押した時にメッセージを表示します。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

(例)

抽出時間で指定できる最大値を60分に設定します。

[Options]
WaitLimit = 60

(c) Value = { YES | NO }

[手順実行時の実行値入力画面表示]チェックボックスの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

NO:[手順実行時の実行値入力画面表示]をチェックします。

YES:[手順実行時の実行値入力画面表示]のチェックを解除します。

(例)

[手順実行時の実行値入力画面表示]のチェックを解除します。

[Options]
Value = YES

(d) ValueOrder = {SORT | NOSORT}

[可変記号のソート]チェックボックスの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

SORT:[可変記号のソート]をチェックします。

NOSORT:[可変記号のソート]のチェックを解除します。

(例)

[可変記号のソート]をチェックします。

[Options]
VALUEORDER = SORT

(e) TableList = { NOSAVE | SAVE }

[表一覧情報を毎回サーバから取得して表示]チェックボックスの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

NOSAVE:[表一覧情報を毎回サーバから取得して表示]をチェックします。

SAVE:[表一覧情報を毎回サーバから取得して表示]のチェックを解除します。

(例)

[表一覧情報を毎回サーバから取得して表示]をチェックします。

[Options]
TableList = NOSAVE

(f) TableOrder ={ SORT | NOSORT }

[表一覧情報をソートして表示]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

SORT:[表一覧情報をソートして表示]をチェックします。

NOSORT:[表一覧情報をソートして表示]のチェックを解除します。

(例)

[表一覧情報をソートして表示]をチェックします。

[Options]
TableOrder = SORT

(g) Dictionary ={ PC | PC+DB }

[用語辞書]を使用する場合の[辞書種別]の値を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

PC:「DBPARTNERの情報を使用する」を選択した状態にします。

PC+DB:「DBPARTNERとDBの情報を使用する」を選択した状態にします。

(例)

「DBPARTNERとDBの情報を使用する」を選択した状態にします。

[Options]
Dictionary =PC+DB

(h) DictUsed = { YES | NO }

[用語辞書]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

YES:[用語辞書]をチェックします。

NO:[用語辞書]のチェックを解除します。

(例)

[用語辞書]をチェックします。

[Options]
DictUsed = YES

(i) DataChk = { YES | NO }

[データ確認]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

YES:[データ確認]をチェックします。

NO:[データ確認]のチェックを解除します。

(例)

[データ確認]をチェックします。

[Options]
DataChk = YES

(j) DataCnt = 1〜32767

[確認件数]テキストの値(件数)を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

(例)

データを確認する件数を500に設定します。

[Options]
DataCnt = 500

(k) VieApp1 = 完全ファイル名

[確認プログラム]のファイル名を指定します。256バイトまでの文字列を指定してください。257バイト以降の文字列は無視されます。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,確認プログラム起動時にエラーメッセージが表示されます。

(例)

データを確認するプログラムとして,Notepad.exeを設定します。

[Options]
VieApp1 = C:\WINDOWS\NOTEPAD.EXE

(l) TrnsFile = { 完全ファイル名 | NO }

[転送先]テキストのファイル名を指定します。256バイトまでの文字列を指定してください。257バイト以降の文字列は無視されます。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,データ格納時にエラーメッセージが表示されます。[転送先]テキストのファイル名を空白にしたい場合は,NOを指定してください。

(例)

データの抽出結果を,Data.txtという名称のファイルに転送します。

[Options]
TrnsFile = C:\DATA.TXT

(m) TrnsDef = { START | EVERY }

[転送先]の状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

START:[起動時のみ有効]を選択します。

EVERY:[毎回有効]を選択します。

(例)

転送先がファイルの場合,起動時に設定された転送先ファイル名を有効にします。

[Options]
TrnsDef = START

(n) DicDirectory = 絶対パス

[辞書ディレクトリ]テキストのパスを指定します。256バイトまでの文字列を指定してください。257バイト以降の文字列は読み捨てられます。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,辞書ファイルのアクセスエラーが表示されます。

(例)

使用する用語辞書のディレクトリをc:\dicに設定します。

[Options]
DicDirectory = c:\dic

(o) ViewMode = { Normal | Detail }

[手順の一覧にファイル情報を表示]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

Normal:[手順の一覧にファイル情報を表示]のチェックを解除します。

Detail:[手順の一覧にファイル情報を表示]をチェックします。

(例)

[手順の一覧にファイル情報を表示]のチェックを解除します。

[Options]
ViewMode = Normal

(p) TrmOverWrite = { YES | NO }

[転送先ファイルの上書きメッセージを表示]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

YES:[転送先ファイルの上書きメッセージを表示]をチェックします。

NO :[転送先ファイルの上書きメッセージを表示]のチェックを解除します。

(例)

[転送先ファイルの上書きメッセージを表示]をチェックします。

[Options]
TrmOverWrite = YES

(q) FuncHead = { YES | NO }

[集合関数を指定した項目名の見出し表示]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合はエラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

YES:[集合関数を指定した項目名の見出し表示]をチェックします。

NO :[集合関数を指定した項目名の見出し表示]のチェックを解除します。

(例)

[集合関数を指定した項目名の見出し表示]をチェックします。

[Options]
FuncHead = YES

(r) Display = {YES | NO}

[インデクス情報を表示]チェックの状態を指定します。値を指定すると,コントロールが非活性状態となり,変更できなくなります。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

YES:[インデクス情報を表示]をチェックします。

NO :[インデクス情報を表示]のチェックを解除します。

(例)

[集合関数を指定した項目名の見出し表示]をチェックします。

[Options]
Display = YES

(7) [接続先設定]ダイアログボックスに関する設定−Connectセクション

[接続先設定]ダイアログボックスに設定する値を,あらかじめ情報ファイルで設定できます。

次に示す斜体文字の文字列を情報ファイルに記述します。

[Connect]

ConnectID = Upper

[接続先設定]ダイアログボックスで入力した文字列を大文字に変換します。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

(例)

[接続先]ダイアログボックスで入力した文字列を大文字に変換する場合

[Connect]
ConnectID = Upper

(8) 列選択をした状態での更新に関する設定−UpdateOptionセクション

列選択をした状態で更新できるようにします。

また,抽出列を削除してデータ変更,削除する場合,更新する行を決める条件に,検索条件も使用する場合に指定します。

次に示す斜体文字の文字列を情報ファイルに記述します。

[UpdateOption]

ColumnMove = {YES | NO}

Condition = {YES | NO}

(a) ColumnMove = {YES | NO}

列選択をした状態で更新できるようにします。

YES:列選択をした状態で更新できるようにします。

NO :列選択をした状態では更新できません。

(例)

列選択をした状態で更新できるようにします。

[UpdateOption]
ColumnMove = YES

(b) Condition = {YES | NO}

抽出列を削除してデータ変更,削除をする場合,更新する行を決める条件に,検索条件も使用する場合に指定します。ColumnMove = YESを設定した場合に有効となります。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

YES:更新する条件を決める条件に,検索条件も指定します。

NO :更新する条件を決める条件に,検索条件は指定しません。

(例)

更新をする行を決める条件に検索条件も指定します。

Condition = YES

(9) 特定のメッセージ表示に関する設定−MessageOption

指定されたメッセージを表示しないようにします。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[MessageOption]

HideMsg = {ID1[,ID2,...,IDn]}

指定できるメッセージIDは0711,1057,2029,3550です。

値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示してDBPARTNER2を終了させます。

(例)

メッセージ1057,2029を表示しないようにします。

[MessageOption]
HideMsg = 1057,2029

(10) メッセージのファイル出力に関する設定−MSGTrace

メッセージのファイル出力の有無,及びファイル出力に関する項目を設定します。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[MSGTrace]

Trace = {0 | 1}

Directory = 絶対パス

MaxFileSize = 1〜1024

(a) Trace = {0 | 1}

メッセージをファイルに出力するかどうかを指定します。値が正しく設定されていない場合は,0が仮定されます。

0:メッセージをファイルに出力しません。

1:メッセージをファイルに出力します。

(例)

メッセージをファイルに出力します。

[MSGTrace]
Trace = 1

(b) Directory = 絶対パス

メッセージを出力するファイルのパス名を,絶対パスで指定します。パス名は,247文字以内で指定してください。247文字を超える部分は切り捨てられます。値が正しく設定されていない場合は,パスとしてDBPARTNER2インストールフォルダ\GUI\TEMPが仮定されます。

(例)

メッセージをC:\Windows\TEMPファイルに出力します。

[MSGTrace]
Directory = C:\WINDOWS\TEMP

(c) MaxFileSize = 1〜1024

メッセージファイル一つ当たりの最大容量(キロバイト)を指定します。値が正しく設定されていない場合は,5キロバイトが仮定されます。ファイル名はDBGMSGT.LOGで固定です。メッセージがMaxFileSizeに指定した値を超えると,ファイル名DBGMSGT.LOGがDBGMSGT.BAKに変更された後,新しくDBGMSGT.LOGが作成され,先頭からデータが書き込まれます。

(例)

メッセージを出力するファイルの最大値を10キロバイトとします。

[MSGTrace]
MaxFileSize = 10

(11) データベースの格納に関する設定−DatabaseSave

抽出結果をデータベースに格納する時,表が既に存在する場合,既存の表を削除するかどうかを指定します。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルで記述します。

[DatabaseSave]

DropTable = {0 | 1 | 2}

このパラメタを省略すると,0が仮定されます。

0:表が存在するかどうかは確認しません。表が既に存在する場合はデータベースでエラーになります。

1:表が既に存在する場合,確認メッセージを表示した後,表を削除します。

2:表が既に存在する場合,確認メッセージを表示した後,表を削除しますが,格納領域名が異なる場合は,エラーとなります。

(例)

表が既に存在する場合,確認メッセージを表示して,表を削除します。

[DatabaseSave]
DropTable = 1

(12) [データ表示]ウィンドウに関する設定−ExecOption

[データ表示]ウィンドウをDBPARTNER2起動時にローディングする場合に設定します。値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[ExecOption]

UpLoad = {YES | NO}

YES:[データ表示]ウィンドウをDBPARTNER2起動時にローディングします。

NO :[データ表示]ウィンドウをDBPARTNER2起動時にローディングしません。

(例)

[データ表示]ウィンドウをDBPARTNER2起動時にローディングしておく。

[ExecOption]
Updload = YES

(13) 手順ファイルのオプションに関する設定−CatalogOption

手順ファイルの実行時,又は作成時に関するオプションを設定します。

手順ファイルの実行時に次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

[CatalogOption]

ViewMode = {0 | 1}

Convert0204 = {YES | NO}

(a) ViewMode = {0 | 1}

Excelからの手順ファイル実行時に[DBPARTNER2]ウィンドウを非表示にする場合に指定します。値が正しく設定されていない場合には,エラーメッセージを表示し,DBPARTNER2を終了させます。

0:Excelからの手順ファイル実行時,[DBPARTNER2]ウィンドウを表示します。

1:Excelからの手順ファイル実行時,[DBPARTNER2]ウィンドウを非表示にします。

(例)

Excelからの手順ファイル実行時に,[DBPARTNER2]ウィンドウを非表示にします。

[CatalogOption]
ViewMode = 1

(b) Convert0204 = {YES | NO}

DBPARTNER/Client32 02-04で利用できる形式の手順ファイルを作成するときに指定します。値を追加すると[手順ファイルの登録]ダイアログボックスの[ファイルの種類]に「Client32形式(*.dpc)」が追加されます。このとき,DBPARTNER2のオプションで[手順の一覧にファイル情報を表示]にチェックしていると,設定が無効になります。

参照:「7.1.7 手順ファイルのファイル情報の表示

値が正しく設定されていない場合は,エラーメッセージを表示しDBPARTNER2を終了させます。

YES:[手順ファイル]ダイアログボックスの[ファイルの種類]に「Client32形式(*.dpc)」を追加する。

NO:[手順ファイル]ダイアログボックスの[ファイルの種類]に「Client32形式(*.dpc)」を追加しない。

(例)

[ファイルの種類]に「Client32形式(*.dpc)」を追加します。

Convert0204 = YES

(14) [登録表一覧]に表示する接続先名に関する設定 DicFilter

[見出し選択]ダイアログボックスの[登録表一覧]に表示する接続先名称を指定します。

次の斜体文字で示す文字列を,情報ファイルに記述します。

HostName = xxx

xxx:接続先名

値を指定すると,[登録表一覧]には設定した接続先名だけが表示されます。

(例)

[見出し選択]ダイアログボックスに接続先名として「osaka」を表示させます。

HostName = osaka