スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)

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5.10.1 演習(RDエリアを追加する

新しいHiRDBファイルシステム領域(rdsys10)とユーザ用RDエリア(RDAREA02)を作成して,そこにPC割り当て表(表名:PCLIST)を作成します。

<この項の構成>
(1) RDAREA02を追加します
(2) RDAREA02が追加されたことを確認します
(3) RDAREA02に表を定義します
(4) PC割り当て表が定義されたかを確認します
(5) データを挿入してみましょう
(6) PC割り当て表を検索してみましょう

(1) RDAREA02を追加します

〈手順〉
  1. [マップ][RDエリア]を選択してください。

    [図データ]

  2. 【RDエリア マップ】ボックスが表示されます。
    HiRDBシステムに「HRD1(10.210.35.24_20293)」を選択したあと,「RDエリア追加」ボタンをクリックしてください。

    [図データ]

  3. 【RDエリアの追加】ボックスが表示されます。
    追加するHiRDBファイルを次のように指定して,「システム領域の初期設定」ボタンをクリックしてください。
    RDエリア名:RDAREA02
    サーバ:sds01
    種類:ユーザ用RDエリア
    一時割り当てするグローバルバッファ名:gbuf04
    ページ長:4096
    セグメントサイズ:10

    [図データ]

    〔説明〕
    RDAREA02に割り当てるHiRDBシステム領域「rdsys10」は新規に作成するので,まだHiRDBファイルシステム領域名から選択できません。「システム領域の初期設定」でシステム領域「rdsys10」を登録する必要があります。
  4. 【HiRDBファイルシステム領域の初期設定】ダイアログが表示されます。
    次のように指定して,「登録」ボタンをクリックしてください。
    HiRDBファイルシステム領域名:C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys10
    HiRDBファイルシステム領域サイズ:10
    作成するHiRDBファイル数:1
    HiRDBファイルの増分回数:5
    HiRDBファイルシステム領域を初期化する:チェック
    使用目的:すべて(ユティリティを除く)
    ファイル種別:通常ファイル

    [図データ]

    〔説明〕
    HiRDBファイルシステム領域名
    新しく作成するHiRDBファイルシステム領域名を指定します。
    HiRDBファイルシステム領域を初期化する
    「HiRDBファイルシステム領域サイズ」で指定したサイズ分の領域を最初から初期化する場合に指定します。このオプションを選択しない場合,HiRDBファイルシステム領域の管理情報だけを作成します。
  5. 【RDエリアの追加】ボックスで追加するHiRDBファイルを次のように指定して,「実行」ボタンをクリックしてください。
    HiRDBファイルシステム領域名:C:\win32app\hitachi\hirdb_s\area\rdsys10
    HiRDBファイル名:rdarea02
    セグメント数:10

    [図データ]

    〔説明〕
    「HiRDBファイルシステム領域名」「HiRDBファイル名」「セグメント数」を入力したあとに「追加」ボタンをクリックすると,「HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名」に情報が入力されます。
  6. RDエリア追加のメッセージが出力されます。「OK」ボタンをクリックしてください。

(2) RDAREA02が追加されたことを確認します

【RDエリア マップ】ボックスの「更新」ボタンをクリックしてから,RDエリア一覧の「RDAREA02」をクリックしてください。RDAREA02の情報が表示されます。

[図データ]

〔説明〕

「(1) RDAREA02を追加します」で指定したとおりにRDエリアが作成されています。使用率は0%です。

(3) RDAREA02に表を定義します

〈手順〉
  1. CREATE TABLEをテキスト形式のファイル($HOME/HiRDB/pddef/c_table2.txtC:\hirdb\pddef\c_table2.txt)に作成してください。

    CREATE FIX TABLE PCLIST (PCID CHAR(8), USR CHAR(12), SINCE INTEGER)
    IN RDAREA02; ← ここに改行を入れてください。
  2. [マップ][表]を選択してください。

    [図データ]

  3. 【表 マップ】ボックスが表示されます。
    「定義系SQL」ボタンをクリックしてください。

    [図データ]

  4. 【定義系SQLの実行】ボックスが表示されます。
    実行するSQLと実行者を次のように指定して,「実行」ボタンをクリックしてください。
    認可識別子:MANAGER
    パスワード:MANAGER
    ファイルを指定:C:\hirdbd\pddef\c_table2.txt

    [図データ]

  5. SQLの実行結果を示すメッセージボックスが表示されます。「閉じる」ボタンをクリックしてください。
  6. 「サーバの管理情報を更新しますか?」というメッセージが表示されます。「はい」ボタンをクリックしてください。

(4) PC割り当て表が定義されたかを確認します

【RDエリア マップ】ボックスで[RDAREA02]をクリックしてください。定義されたPCLISTが表示されます。

[図データ]

(5) データを挿入してみましょう

HiRDB Control Manager - Consoleをインストールしているマシンに,HiRDB SQL ExecuterおよびHiRDB/クライアントがインストールされている場合,HiRDB Control Manager - ConsoleからHiRDB SQL Executerを起動することができます。

ここでは,HiRDB Control Manager - ConsoleからHiRDB SQL Executerを起動して,データを挿入する手順を説明します。

〈手順〉
  1. [SQL操作][SQL実行]を選択してください。

    [図データ]

  2. 【SQLの実行】ボックスが表示されます。
    HiRDB SQL ExecuterによるHiRDBサーバへの接続情報を次のように指定して,「実行」ボタンをクリックしてください。
    HiRDBシステム:「HRD1(10.210.35.24_20293)」
    認可識別子:MANAGER
    パスワード:MANAGER

    [図データ]

  3. HiRDB SQL Executer上でINSERT文を実行し,データを挿入してください。

【SQL入力画面】

[図データ]

 

【検索結果画面】

KFPX27010-I 1 rows inserted
 
KFPX27010-I 1 rows inserted
 
KFPX27010-I 1 rows inserted

〔説明〕
データが挿入されました。

(6) PC割り当て表を検索してみましょう

データが正しく挿入されているか確認するため,表を検索します。HiRDB SQL Executer上で次のSQL文を実行してください。

【SQL入力画面】

SELECT * FROM PCLIST;

【検索結果画面】

[図データ]